サマスタ選手 コンテスト

スリットから覗く「真っすぐな美しい脚」と細やかな背筋の造形美 1年で15kg減量しボディコンテストのドレス部門で優勝

ドレスのスリットから覗く真っすぐな脚線美と、大きく開いた背中の細かな筋肉の造形、指先から首の傾ける角度まで計算され尽くした妖艶なポージングに、会場からは嘆息が漏れた。

「私は中学生と小学生の母で、産後はずっと太った状態でした。トレーニングを始めてから大会出場が目標になり、1年で15kgの減量に成功し、初出場後はステージの楽しさに魅了されて、より美しい身体を目指してボディメイクを続けています」

【写真】艶かしくも美しい鈴木育世さんの全身ステージフォト一覧

9月1日(日)、俳優の金子賢が主催する“夏が一番似合う男女”をコンセプトとしたボディコンテスト『サマー・スタイル・アワード(以下、SSA)』の東海地区ブロック戦となる、『東海帝王予選&ROOKIE CHALLENGE CUP東海帝王予選』が催された。

ドレス部門マスターズクラス(37歳以上)で優勝を勝ち獲った鈴木育世(すずき・いくよ/45)さんは、SSAにおいてモノキニビキニでの引き締まったS字のボディラインを競うビューティーフィットネスモデル部門で活躍しており、ドレス部門には「ステージでのより高い表現力、身体の曲線の魅せ方、所作の洗練」のために挑戦したという。

「ドレス部門はライトな筋肉量や女性らしいプロポーションが求められるカテゴリーなので、トレーニングをしすぎないように、痩せすぎないように、というバランスがとても難しく、挑戦しがいがありました」

食事はたんぱく質の種類を1日の中でローテーションして飽きを防ぐとともに、ボディメイクにいいと言われる食材を片っ端から起用した。

「鮭、サバ、鶏胸肉、牛赤身、卵をメインにしていました。まだまだ改善の余地がある部分ですが、女性らしいボディラインを損なわず減量するということには成功したと思います」

また、筋肉のしなやかさを保つため日々、ストレッチとフォームローラーでの筋膜リリースを欠かさず行ってきたという。「元々身体が硬くてくびれもなく、背中も真っすぐでガチガチだった」が、ケアに力を入れることで少しずつ改善しているという。

「今後もビューティーフィットネスモデル部門だけでなく、ドレス部門にも挑戦していきたいです。やはりドレスにしかない所作の美しさが学べるのは楽しいです。今年と来年に焦点を当てて、より進化していきたいです」

鈴木育世さん

【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用も行うマルチライター。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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佐藤奈々子選手
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