10月6日(日)、 久喜総合文化会館にて『サマー・スタイル・アワード』女性カテゴリー限定コンテスト・大奥予選が開催され、髙田礼子(たかだ・れいこ / 58)さんがビキニモデル部門グランドジェネレーション(50歳以上)クラス、そしてドレス部門グランドジェネレーションクラスで優勝、2冠を達成した。年齢を重ねることで訪れる身体の変化にも臆することなくしなやかに向き合う髙田さんに話を聞いた。
51歳で筋トレスタート!「年齢は言い訳にしていい!」
髙田さんが筋トレを始めたのは51歳のとき。芸能人のボディコンテスト出場をテレビで知り「年代別があるなら」と出場を決意。トレーニング開始1か月で初めてのコンテスト出場を果たし、今季8年目を迎えた。
「若いうちに始めるに越したことはないと思いますが、いくつからでも、少しずつでも、筋トレの効果は出ます。年齢は言い訳にしないというのをよく聞きますが、私は言い訳にしています。若い時のような体力や柔軟性はないのですから。そのために年齢別のクラス分けがあるので、無理せず自分に合ったクラスやカテゴリーを選んで楽しむことができるということを、同年代の方々に伝えたいです」
その言葉の通り、自身にあったクラスやカテゴリーで出場し、優勝や入賞を重ねてきた髙田さん。その結果に満足することなく、今も進化を続けている。
「去年までフィードバックで毎回細いと言われていたので、今年は絞り過ぎないよう、痩せて見えないように仕上げました。結果、今季出場した3大会とも去年より良い評価をいただけていること、一度も細いと言われていないことに手ごたえを感じています」
ストイックすぎない食事で健康的な増量に成功
ストイックすぎない食事を心がけ、デパ地下やスーパーのお惣菜なども我慢しすぎず適度に取り入れ、また夜の炭水化物摂取を意識的に増やした。
「その結果、去年の同時期と比べて体重で1.5~2kg、体脂肪で3~4%増やすことに成功しました」
もともと頚椎捻挫と腰椎捻挫の持病があり、また現在、今年2月に負った鼻骨骨折の治療中でもあり、万全の体調とはいえない中での努力が実った。
「あと1年半ほどで60歳になるので、それまでは大会に出場できるように健康でいたいです」
「年齢が上のクラスの女子選手が絞ると胸が薄くなってしまうので、そうならないよう気をつけている」という髙田さん。年齢とともに変化する身体との向き合い方のひとつの指針として参考になるのではないだろうか。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:大塚真奈美 撮影:中原義史
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