11月3日(日)、 ひらしん平塚文化芸術ホールにてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード NOVICE PRO EAST』が開催され、東莉奈(ひがし・りな / 31)さんがプロ・ビューティーフィットネスモデル部門で2位を掴み取った。健康的かつ魅力的で美しいスタイルとルックスが求められるこの部門。プロという地方予選を勝ち抜いた選手のみが出場可能なハイレベルな戦いのなか、2位に食い込んだ東さんの身体は観客を魅了するものであった。
トレーニングを始めたきっかけはダイエットだったという東さん。大会ではメリハリのある身体で観客を魅了したが、当初の体重は現在と比べ10kg以上も多かったという。
「当時の体型は今とはまるで別人で。もともと洋服が好きだったのですが着たい服も着れず、おしゃれを楽しめませんでした。ダイエットジムに通ったり、パーソナルジムへの転職をきっかけに体型は徐々に変化していきましたが、目標を明確に定めるためにもコンテストへの出場を決意をしました」
そんな東さんが今大会で強化したのが背中のトレーニング。強みである肩をさらに強化しつつ、背中に広がりをもたせることで上半身のボリュームアップを図った。
「背中のトレーニングをやろうとしても重量が重すぎると僧帽筋が発達しやすくなってしまうので、程よい重量で背中に効かせる意識をしていました。頭上から身体に向かって引き込む種目を中心に取り組みましたね。今回は毎日背中に刺激を入れられるよう、休まず動かしていました。背中に広がりがあるとウエストの細見え効果もあるのですよ」
パーソナルトレーナーとして活動をする東さんの生活はまさに体力勝負と言っても過言でもない。
「仕事の日は多くて10〜12時間ほど立ち続けることもあり、疲労との戦いです。このような生活をしていると身体のむくみも出やすくなりますが、着圧ソックスや足ツボマッサージで調整をしています。疲労回復のため、マットレスにもこだわりました。忙しくても睡眠の質は落とさないよう、意識をしています」
身体作りというものは短期間で成果が生まれるものではない。そんな中でも継続的に取り組み続けるコツはあるのだろうか。
「ダイエットをはじめとする身体作りで多くの方が挫折してしまう要因は『停滞期』。これが多くの割合を占めていると思います。確かに、見た目に変化が出なくなったり体重が落ちなくなることはあります。でも、諦めずに継続していると急に変化がみられるようになるんです。大切なのは、ストレスと疲労を溜めずに継続すること。私は目標ごとに自分へのご褒美を決めて取り組んでいました。自分にあった方法で、ともにフィットネスを楽しみましょう!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
-サマスタ選手, コンテスト
-サマースタイルアワード, SSA