サマスタ選手 コンテスト

「腰高ヒップ」を作り上げコンテスト総合優勝の26歳・総合商社勤め 「平日は深夜まで仕事……」短時間トレでも効果を出す3つの秘訣

「平日は深夜まで仕事。でも、どうしてもトレーニングは続けたかった。」

そう語るのは、昨年の『サマースタイルアワード 京都予選&ROOKIE CHALLENGE CUP京都予選』で、ビキニモデルショート1位・オーバーオールチャンピオンに輝いた磯崎萌(いそざき・もえ/26)さん。総合商社に勤務しながら、限られた時間の中で効率よくトレーニングを積み重ね、優勝という結果を手にした。では、多忙な日々の中で、どのように時間を捻出し、限られた時間で効果的なトレーニングを行っていたのか?

【写真】磯崎萌さんの腰高ヒップ

磯崎さん流!短時間でも効果を出すためのポイント

1.トレーニングメニューは事前に決める(ジムで悩まない)

「ジムに着いてから、『今日は何をやろうかな……』と考えてしまうと、それだけで時間がもったいないんです。だから私は、その日のトレーニングメニューとセット数、そしてトレーニング時間を事前に決めて、メモするようにしています」

ジムに行く時間が限られているからこそ、メニューを決めておけば、無駄な時間を削減し、すぐにトレーニングに取りかかることができる。この習慣を徹底することでダラダラと長くやることがなくなり、短時間でも内容の濃いトレーニングができるようになったという。時間を区切ることで集中力も高まり、短時間でもしっかりとしたトレーニングが可能になる。

2.インターバルはタイマー管理(体感に頼らない)

「疲れていると、体感的には『もうそろそろかな?』と思っても、実際はもっと長く休んでしまっていることが多いんです。なので、インターバルはタイマーで計測し、必要以上にダラダラと休まないようにしています」

例えば、1セット終わった後、スマホを見ていると、気づけば3分、4分経過……という経験はあるのではないでしょうか?しかし、磯崎さんはタイマーを活用することで、決めた時間内で次のセットに移行。この徹底した時間管理が、短時間でトレーニングの密度を上げる秘訣となっている。

3.ターゲットの部位に意識を集中させる

「短時間で終わらせようとすると、どうしても『とりあえず動かすだけ』になりがちです。でも、私は『今日はここを追い込む!』と決めたら、その部位に全集中するようにしています」

「ターゲットの筋肉に適切に負荷が乗っているか?」「 前回のトレーニングよりも記録を更新できているか?」。インターバル中も、次のセットをどうするかを考えながら時間を過ごすことで、効率よく追い込める。時間がないときこそ、「とにかくこなす」ではなく「質を重視」する姿勢が重要だ。

忙しくてもできる!磯崎さんのトレーニング時間の捻出方法

総合商社に勤めながら、磯崎さんは次のようにしてトレーニングの時間を確保していた。

1.出社前の早朝にジムに行く

2.昼休みに30分だけでもジムに行く

3.土日に「ダブルスプリット(1日2回のトレーニング)」でカバー

「仕事もトレーニングも、どちらも私がやりたくて選んだもの。だから、『忙しいからできない』という言い訳はしたくなかったんです」

仕事で時間が取れなくても、「そのときの自分にできるベスト」を尽くす姿勢が、彼女の成功を支えた。「短時間でも成果を出せる」トレーニングは、誰でもできる!「平日は夜遅くまで働き詰めで、時間がない……」「忙しくてトレーニングする余裕がない……」。そんな人にこそ、磯崎さんの方法は参考になる

「しないと」ではなく、「したい」

「仕事の都合で、どうしてもトレーニングできない日もあります。でも、そんな日は自分を責めないようにしています。トレーニングできなかった日は、『その分、仕事を頑張った日』として捉えます。ボディメイクが生活のすべてではないので、無理なく、週単位・月単位で目標を立てて調整することが大切だと思っています」

「トレーニングしなきゃ…」と義務感ばかり強くなると、だんだん辛くなってしまう。大事なのは、「やれなかったこと」より「やれたこと」に目を向けること。ポジティブな気持ちを持ち続けることが、結果的に長く続けられる秘訣だ。

「ボディメイクは、短期間でどうこうできるものではないので、『楽しみながら続けること』が何より大事だと思います」

「目先の結果や順位よりも、長期的に『ありたい自分』をイメージすることが大切です。結果を急ぎすぎると、途中で辛くなってしまうので……」

無理なく続けるためには、「しないと」ではなく「したい」という気持ちを持つことが大事。自分の「したい」気持ちを大切にして、楽しく続けられる人こそが、最終的に結果が後からついてくるのかもしれない。

磯崎萌さん

【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁

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