「なんでも楽しんでやっていきたいです!とにかく続けてみることができたら、はなまるだと思います!」
筋トレやボディメイクは続けることが何より大事……でも、それが難しいと感じる人も多いのではないだろうか。昨年の『サマースタイルアワード千葉予選』にて、モノキニを着用し、健康的な美しい身体が審査対象となるビューティーフィットネスモデルのルーキー部門2位、一般クラスでも2位の成績を収めた草次沙絵(くさつぐ・さえ)さんは、筋トレを継続するために色々と工夫をしながらフィットネスに取り組んでいる。
「楽しい」と感じる工夫をする
「筋トレを始めたきっかけはダイエットでした。トレーニングに取り組んでいくうちに、筋トレ仲間ができて一緒にトレーニングをしたり、鍛えたい部位が翌日、筋肉痛になっていたらとてもうれしい。そういった楽しみが大切だと思います」
最初は目的があって始めたとしても、続けるうちに「楽しい」と感じる瞬間が出てくる。筋トレ仲間と一緒にジムへ行くと、一人では乗り越えられないトレーニングも楽しくこなせることがある。成長を共有できる環境は、継続の大きなモチベーションになる。また、「筋肉痛がくると達成感がある」「狙った部位にしっかり効いたと感じられるとうれしい」といった小さな喜びを見つけることも大切だろう。
「減量中の食事は筋肉量を減らさずに体脂肪を減らすため、バランスを意識していました」
草次さんは減量中、朝はプロテインミールマグケーキ、昼は玄米150g、野菜、鶏胸肉130g(納豆、卵)、夕方は芋180g、野菜、鳥胸肉130gと食材の量をしっかりと把握していたそうだ。
ただ、コンテストが終わってからは特にタンパク質量を意識するぐらいで、ある程度制限を緩めてストレスがないように食事を楽しんでいる。食事管理を細かく決めて実践するのもいいが、ガチガチに定めずに「自分にとって続けやすい形」にすることが継続の一つのコツではないだろうか。
得意と不得意の両方にアプローチをする
「背中のトレーニングが得意で、背中の日になると夢中で取り組んでしまいます。今年はさらにきれいなアウトラインを作れるように強化しています。逆に課題は下半身。お尻を引き上げられるようにトレーニングメニューの見直しをして、結果が出せるようにしたいです」
このように、自分の身体の特徴を理解し、「どこをどのように強化するのか?」を明確にすることで充実したトレーニングを続ける草次さん。
得意な部位があれば、苦手な部位もあるもの。弱点を克服するために戦略を立てることで、バランスの取れた身体づくりができる。脚やお尻を鍛えるのが苦手なら、種目のバリエーションを増やす、頻度を上げる、意識するポイントを変えるといった方法を試すと結果も出やすいかもしれない。
「とにかく続けてみることからできたら、はなまるだと思います!」
これは筋トレだけでなく、ダイエット、健康づくり、ボディメイクすべてに共通することだろう。完璧にやろうとすると挫折しやすいが、「とりあえず続けてみよう」と思えば、無理なく習慣化できるのではないだろうか。
【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:柳瀬康宏 撮影:舟橋賢
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