11月2日(日)、神奈川県・松田町生涯学習センターにて『サマースタイルアワード 2025 神奈川予選』が開催され、川﨑理香子(かわさき・りかこ / 31)さんがビキニモデル部門トールクラスで3位に輝いた。

トレーニング歴は4年ほどになるという川﨑さんのボディメイクとの出合いとは。
「初めは運動不足解消が目的でした。コツコツと続けていたのですが、知人が出場したボディコンテストを観たことをきっかけに “私ももっと筋トレをしたい!” と思ったんです。 本気のボディメイクを始める上で減量には多少の抵抗はありましたが、大会に出たいという気持ちが勝りましたね。それほどステージに立っている選手たちが輝いていましたし、私自身も何か頑張ることを見つけたいと思ったんです」
『ストレッチ好き』が筋トレに生かされた
本格的な筋トレを始めたことで新たな発見もあった。
「運動経験のない私ですが、昔からストレッチが大好きで習慣的に取り組んでいました。筋トレを始めて気づいたのですが、柔軟性があると一つひとつの動作がしなやかになるんです。これはポージングはもちろん、筋トレにおいても対象筋に効かせやすくなるのでメリットだらけでしたね。長年続けてきたストレッチがここで生きるとは思いもしませんでした」
内科医として働く川﨑さんの生活はハードなものだ。ジムでのトレーニングに割ける時間が限られている分、工夫をしているのが隙間時間の活用だ。
「トレーニングは週4〜5日の頻度で取り組んでいますが、長時間筋トレに時間を費やすのは難しいのが現実です。基本的にジムは朝に行き、30〜40分間トレーニングをしてから仕事へ行くというルーティーンです。短い時間でも身体作りを叶えることができたのは、体幹トレーニングやストレッチが習慣化されているからだと思います。自宅でスマホ作業をしているときは開脚をしながらなど、常になにかしらの運動要素を加えています」
この夏はお尻の強化にも励んだ。
「王道種目ではありますが、ヒップスラストは効きますね。朝の空いてる時間で頑張って取り組んできました。おかげで成果は出たと思っていますが、周りにはもっとすごい方がたくさんいます。美尻を目指し、これからもお尻のトレーニングは続けていきたいです」
ボディメイクにおいて、多くのトレーニング時間を割かなければ結果は出ないということはない。限られた時間でも質の高い筋トレを継続することが大切である。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:荒熊流星
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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