サマスタ選手 コンテスト

丸みのあるお尻と肩でプロ戦TOP6 「筋トレは内面の安定や心の余白を生む」【ダイエット】

サマースタイルアワード(以下、サマスタ)のシーズン最終盤。日本大会ビキニベティ部門マスターズクラスで2位、そして翌日の『JAPAN PRO GRAND PRIX』というプロ選手たちが集う大舞台では同部門ショートクラスで6位となった鎌苅美佳(かまかり・みか/43)さん。日本TOP6という結果以上に、自分自身の内側と向き合う時間を過ごしていた。

【写真】鎌苅美佳さんの丸みのある肩と引き上がったお尻

鎌苅美佳さん

鎌苅さんが今シーズン、主戦場としてきたビキニベティ部門は過度な筋量ではなく、女性らしいラインや全身のバランス、健康的な美しさを競い合うカテゴリーだ。

決勝大会は日本全国のトップ選手が集まる決勝の舞台だが、「思い描いていたものには届かなかった」と、鎌苅さんは振り返る。

「決勝大会の3週間前の関西大会で審査員から受け取ったフィードバックをもとに、最終戦へ向けてできる限りコンディションを整えてきました。トレーニングの量も質も、昨年以上に取り組んできたという実感もありました。何かを失ったわけでもないけれど、ただ受け止めるしかない……そんな言葉にし難い感覚が残りましたね」

努力すれば必ず報われる、という単純な世界ではない。コンテスト経験を重ねてきた鎌苅さんだからこそ、結果と感情のズレをより強く感じたのかもしれない。

結果が出なかったときこそ残る“学び”

それでもこの決勝大会は意味のあったシーズンだと語る鎌苅さん。

「努力や順位だけでは測れない感情を、初めて味わえたこと。それを否定せず、そのまま受け止められたこと。それらすべてが、次へ進むための材料になること。自分自身にとってとても貴重な経験になったと感じています」

コンテストは身体の完成度を競う場であると同時に、自分の取り組み方や向き合い方を映し出す鏡でもある。結果がすべてではない、と簡単に割り切ることはできないが、結果だけで自分を評価しない強さもまた、競技を続ける上で欠かせない要素だ。

「見た目を競う競技ではありますが、トレーニングや大会に向かう日々の中で、自分の弱さと向き合い課題を見つけ、努力の方向性を定めて自分なりに整えていく。この過程は、競技に限らず日常のあらゆる場面での向き合い方につながっていると感じています」

「トレーニングを通して少しずつ強くなる感覚は、内面の安定や心の余白を生み、自分らしさを保つ支えにもなっている」と話す鎌苅さん。

「思うようにいかない日も含めて、自分と向き合い続けることで自分を信じられるようになる。そうした内面の変化が、自然と外見にも現れるのではないかと思います」

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

次ページ:鎌苅美佳さんの丸みのある肩と引き上がったお尻

取材・文:柳瀬康宏 写真提供:鎌苅美佳

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

-サマスタ選手, コンテスト
-,

次のページへ >

おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手