埼玉県・三郷市文化会館で開催された『サマースタイルアワード 2026 JAPAN PRO CHAMPIONSHIP(8月2日開催)』。ビキニ(ベティ)部門(※)で2位に輝いたのが、薬剤師として働く本田萌(ほんだ・もえ / 29)さんだ。トレーニング歴は5年。2023年から大会へ出場し、今年は身体づくりだけでなく健康面にも目を向けてきた。その中で、特に注力したのが腸内環境の向上。「メンタルも安定してきた」と話す本田さんのアプローチ法とは?
※肩・ヒップ・太ももの発達と、フロント・バックポーズでのVシェイプが評価されるカテゴリー

学生時代から筋肉のある身体に憧れていた本田さん。同世代や中高時代の先輩が大会へ出場する姿を見て、自身も挑戦を決めた。
「YouTubeで同世代の方が大会に出ているのを見て、“自分も出てみたい” と思いました。中高時代の先輩がボディコンテストに出ていることを知ったのも大きかったです。大会出場を目標に本格的なボディメイクを始めました」
薬剤師として働きながら、ここ1〜2年の減量期は朝にトレーニング。仕事後の疲労でジムから足が遠のくことを避け、睡眠時間の確保も意識した。
「元気な朝のうちに筋トレをするようにしています。朝の運動は気分もよくなりますし、仕事前にやるべきことが終わっていると気持ちも楽です」
今大会に向けては全身を強化。特に力を入れたのがお尻とハムストリングだった。6月の大会でお尻の下部の『ダイヤモンドカット(※)』が出にくいことを指摘された悔しさをバネに改善を図り、重点的に取り組んだ。結果、「ハムストリングを褒めてもらえたのがうれしかったです」と本田選手。
※殿筋下部のラインがくっきり出ていること
腸内環境が改善、メンタル安定につながる
今年は減量方法も見直した。これまでは脂質をほとんど取らない減量をしていたが、コーチを変えたことを機にアボカドなどの脂質も適切に摂取するように。味噌汁や納豆、めかぶ、もずくなども取り入れ、腸内環境を意識した。
「以前は減量が進むと便秘に悩んでいましたが、今回はそれがなく、メンタルも安定していました。毎年減量期に止まってしまっていた月経も、今年はあまり悩まされなくなって。初年度から抱えていた課題の一つをクリアできたことは大きな収穫です」
また本田さんは選手生活を続けるなかで、身体への負担を感じたこともある。だからこそ今後は、健康と競技を両立することを目指す。
「時間がないと思っても、本当に変わりたいなら工夫して時間はつくれると思います。私も夜にできないなら朝早く起きて取り組んできました。これからは身体もメンタルも健康を維持しながら、大好きな大会を楽しみたいです」
特に便秘はダイエットやボディメイクの大敵で、悩む人も少なくない。そんな人は、腸内環境に良い食材を取り入れるアプローチももちろんだが、コーチを変えたことを機に本田さんの便秘が快方に向かったように、一度自身の食事を客観的にプロや有識者に見てもらう機会をつくってみても良いかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
取材:池田光咲 撮影:高坂裕希
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