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【DDT】ヘビー級レスラーKANONが明かす肉体の原点!「倒立歩行12m」軍隊並みバレー部と1食3合の過酷食トレ

正統派あり、コミカルあり、なんでもありのプロレスを展開しているDDTプロレスリング。そのDDTのリングで、ヘビー級のレスラーとして活躍しているのが、KANONさんだ。学生時代は水泳とバレーボールに打ち込み、アメリカンフットボールに出会い筋トレにも目覚めた。プロレスラー兼パーソナルトレーナーとして活動しているKANONさんへのインタビュー前編では、学生時代の厳しい練習について聞いた。

バレーはうまくなりたいけど、筋肉をつけたいという願望はなかった

KANONさんは石川県金沢市出身。幼少のころから小学6年生までは、水泳に打ち込んだ。

「4歳から小学6年生まで、8年くらいですかね。(2019年デビューの)プロレスと同じくらい長いキャリアなのは、水泳ですね。タイムを求めようになったのは小学校の最後の方くらいでした。小学生のころから身長は割と高かったので、中学校からはバレーボール部に入りました。中学・高校の6年間ですね。チーム自体は全然強くなかったんですが、中学時代の監督が全日本の選手を育てたことがあるような有名な方で、練習はとにかく厳しかったですね。今の体力の基礎になっているのは、中学時代の練習ですね。走り込みメインだったんですが、土日も朝7時に集合して学校の周りを走るんですが、1kmのコースを10周とか……。そのあとに体育館に移動して集団ランニングをするんですが、全員が足のリズムを揃えて走るという、軍隊のような感じで。そのあとに、バレーのコートでネットをくぐりながら12mダッシュして。学校の中を、ランニングすることもありましたね。玄関から4階まで上がって、また降りるという。練習中の文化部と揉めました(笑)」

走り込み中心とはいえ、練習はそれだけではなかった。

「体幹を重視されていたので、倒立して12m歩けないとボールを触らせてもらえなかったですね。6m歩いて往復して帰ってくるので、折り返さなきゃいけなくて。そのターンがきついんですよね。でも当時は、僕の周りでは筋肉をつけるというのがあまりカッコいいとされていなかったので、バレーはうまくなりたいけど、筋肉をつけたいという願望はありませんでした。当時身長は180cmあるかないかでしたが、体重は70kgでしたね」

プロレスラーのカッコいい身体が、トレーニングのモチベーションに

ヘビー級のプロレスラーとして活躍中(©DDTプロレスリング)

ヘビー級のプロレスラーとして活躍中(©DDTプロレスリング)

高校を卒業し、大学に進学後はアメリカンフットボール部に入部。競技自体はすぐにやめてしまうのだが、ここで筋トレに出会った。

「本当はバレーをやりたかったんですけど、バレー部はほぼスポーツ推薦のメンバーで固定されているので、レギュラーは難しそうと言われて。それで体験入部が楽しすぎたアメフト部に入ったんですけど、アメフトはお金がかかるんですよね……。親にも迷惑をかけられないし、これは自分向きじゃないかもと思って、半年くらいで辞めました。でもこのときに、初めて本格的にウエイトトレーニングをやったんですよ。スポーツが強い大学だったので、学生のトレーナーがいるんです、部活に。なので、アメフト部の先輩やトレーナーに教えてもらって、半年で身体つきがすごく変わって、体重も12kg増えました。毎週、大学のジムに集合して体重を測らされるんですよ。で、体重が増えてなかったら怒られるんです。ひたすらプロテインと米、焼いた胸肉を食べて増量しました。そのときは、一食三合食べてました」

その後、KANONさんは大学2年生のときにプロレスに出会う。ウエイトトレーニングから少し離れていた時期だったが、ある選手の身体を見て憧れを持つようになる。

「DRAGONGATEのYAMATOさんです。DRAGONGATEを見たときに、プロレスのイメージが変わって、こんなにスタイリッシュな感じなんだと。カッコいいと思える身体のレスラーが、こんなにいるんだと思って。その中でもYAMATOさんの身体がカッコ良すぎて、YAMATOさんになりたいと思いました。プロレスをモチベーションにして、筋トレしていましたね。でも、いざプロレスラーになりたいと思っても、親をどう説得しようかと。『大学を卒業したら、プロレスラーになります』というためには、体を大きくしなきゃいけないなと思って、ジムでトレーナーのアルバイトを始めて、しっかり研修を受けてウエイトトレーニングのノウハウを教えてもらいました。当時、水泳のインストラクターもしていて、年上の方にも教えていたので、技術の伝え方のステップはこの時期に学びましたね。大学を卒業するころには、体重は90kgになっていました」

(9月30日配信の後編へ続く)

執筆者:橋場了吾
札幌市出身。ラジオ局で社会人としてのキャリアをスタートさせ、イベントプロデュースの傍ら、プロレスラー、タレント、ミュージシャンなどのインタビューを行う。

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