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伝説のボディビルダー、六本木に集結 マッスルフェスタでレジェンドたちが豪華競演!

東京・六本木の中心に誕生した新たなフィットネスジムのメッカ、ウォリアーズジム六本木東京にて、2月23日、移転リニューアルオープンを記念したイベント「マッスルフェスタ」が開催された。

本イベントは、「ミスター日本への道」などで知られるMMJマッスルメディアジャパンが主催。日本ボディビル界のレジェンドから現役トップ選手までが一堂に会し、世代を超えて競技の本質を語り合う貴重な機会となった。

そのセミナー第1部に登壇したのは、“ミスター・パーフェクト”の異名を持つ田代誠と、2024年日本選手権を制して引退した木澤大祐。ともに日本のボディビル史を語るうえで欠かせない存在だ。

田代は「ボディビルもスポーツ。試合に出なければ上達しない」と語り、出場経験の重要性を強調する。トレーニングだけでは身につかない“調整”や“舞台感覚”は、コンテストという実戦の中でしか掴めないという。

トレーニング論においても、その姿勢は一貫している。田代は、いわゆる“効かせる”ことをトレーニング中に追い求めるべきではないと語った。技術は軽い重量で磨き、本番では重量と回数に集中する。正確なフォームで扱う重量が伸びていけば、結果として筋肉はついてくる。極めてシンプルだが、長年トップを走り続けてきた者ならではの言葉だった。

木澤が語ったのは、環境の変化がもたらした飛躍だ。40代後半から成績が向上した背景には、生活リズムの劇的な改善があった。十分な睡眠、食事管理、そして糖質摂取量の見直し。とくに糖質をしっかり摂るようになってから、絞りの質が大きく変わったという話は、多くの参加者の関心を集めていた。

セミナー第2部では、現在の日本ボディビル界を牽引する現役トップ選手たちが登壇。日本王者・扇谷開登を筆頭に、刈川啓志郎、寺山諒、嶋田慶太が、それぞれの「転換点」を語った。

扇谷は、自身が飛躍した背景について「迷ったときは、きつい方を選ぶ」と語る。楽な選択ではなく、より厳しい道を選び続けてきたこと。その積み重ねが、現在の身体を形作っているという言葉は、王者の覚悟を端的に示していた。

嶋田は背中のトレーニングについて、細かなテクニックを追い求める段階を経て、いまは基本動作に立ち返っていると語る。余計なことを考えすぎず、筋肉をしっかり伸ばし、しっかり引く。そのシンプルな意識が、背中の反応を大きく変えたという。

寺山が強調したのは、胸のトレーニングにおける準備の重要性だ。動作そのものよりも、ラックアップまでに腹圧や姿勢を整え、スタートポジションを作り込むこと。その準備段階が、トレーニング全体の質を左右すると語った。

刈川は、「今日という一日に納得して終えられているか」を競技生活の軸に据えているという。特別なことをするわけではない。ただ、その日やるべきことをやり切ったと言えるかどうか。その積み重ねが、身体を作ってきた。

ウォリアーズジム六本木東京の新たな船出を祝うこのマッスルフェスタは、筋肉を大きくするためのノウハウ以上に、“どう向き合い、どう続けるか”を問いかける場だった。世代を超えて共有されたその感覚こそ、このセミナー最大の成果だったのかもしれない。

取材・文:藤本かずまさ 撮影:岡部みつる

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