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45歳小学校教諭が10kg減量&ボディコンテスト表彰台に輝く 自己嫌悪から自己肯定へ【筋トレビフォーアフター】

「仕事から帰宅後、お菓子を食べながらダラダラ過ごす自分に嫌気がさしていました。仕事を始めてから運動は一切しておらず、その生活習慣は自己嫌悪の種でした。また、幼少期のころからクラスで生まれも一番遅く、身体も小さく、何をやっても友だちの方が優れていると感じていた記憶が、自己肯定感の低さにつながっていました」

【写真】洲本朋子さんのすらりと美しいボディライン

洲本朋子(すもと・ともこ/45)さんは、小学校教諭として日々子どもたちと朗らかに向き合いながら、その内面に鬱々とした気持ちを溜めていた。自分を変えたい。その思いは5年を経て美しく開花することとなる。身長153cm、体重52kgから42kgへと10kgの減量に成功し、ボディコンテストで表彰台に立つまでの軌跡を追った。

無理なく生活改善の工夫

洲本さんのボディメイクには、トレーニングにも食事管理にも無理なく続けられる工夫が詰まっている。

「仕事が第一優先なので、トレーニングは平日は軽めに行い、土日で身体を追い込むスケジュールを組んでいます。食事では、パスタに鶏肉、ツナ、野菜を入れてかさ増しし、満足感を得ながらカロリーを抑えるスタイルにしました。また、かぼちゃ、イカ、サーモンといった栄養価の高い食材を積極的に取り入れ、ヨーグルト好きを生かして高たんぱく質のヨーグルトをおやつにしています」

続けられたコツは、「自分自身を磨く」という強い意志だという。

「SNSで頑張る人々の姿を見て刺激を受けたり、自身を発信することでモチベーションを維持しました。少しずつ変化していく姿を見て、周りと比較して自分を卑下していた昔の私から、自分を認められる私へ変わっていきました」

ただのダイエットではなく、心の大変身

その努力はやがて、大会で数々の栄冠に変わった。洲本さんは2022年ベストボディ・ジャパン協会が主催する『モデルジャパン高松大会』グランプリ、2023年『ベストボディ・ジャパン職業別・ジャンル別大会』の教師・教育者部門準グランプリ、2024年は『モデルジャパン松山大会』準グランプリという輝かしい成績を収める。

洲本朋子さん

「トレーニングを積み上げて身体が変わることで、『自分も悪くないな』と思えるようになりました。周りと自分を厳しく比較し、自分を追い込む性格でしたが、ボディメイクを通じて自己肯定感を取り戻せました。人間らしい弱さを認め、何かあっても立ち上がって再び頑張る自分になれました。そして、仕事と家庭と趣味の筋トレを楽しみ、自分の人生を堂々と生きています」

洲本朋子さんの5年間は、単なる体重の変化以上の意味を持っている。自己嫌悪から自己肯定へ、身体だけでなく心も磨き上げた洲本さんのストーリーは、「自分を信じて一歩踏み出すこと」の大切さを教えてくれる。

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取材:にしかわ花 写真提供:洲本朋子

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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