「後ろ姿がおじいちゃんみたい」
久しぶりに帰宅したとき、家族からかけられたその一言が、デキカツヤ(51)さんの人生を変えた。
【写真】細身の身体から逞しい身体へ進化したデキカツヤさんのビフォーアフター

それまでデキさんは20〜30代はボクシングや格闘技、40代に入ってからはマラソンを中心とした生活で、運動習慣は身についており、長年スリムな体型を維持してきた。
ところが単身赴任先から数カ月ぶりに帰宅したとき、家族から言われた冒頭の一言が筋トレを始めるきっかけとなった。
痩せているのに、若く見えない
「このまま細いだけの身体で年を重ねるのは違うのかもしれない」
57kgから63kg。体重だけを見れば、体重を減らすダイエットとは逆の変化だ。
「体重は増えましたが、体脂肪率は14%(※)から1桁台まで下がり、明らかに若く見られるようになりました」
※市販の体組成計で測定。
また見た目だけではなく、トレーニングにより精神的にも安定したという。デキさんは、大手金融機関のマネージャー職として、約50名の部下を抱える立場だ。
「管理業務、トラブル対応、長時間労働。トレーニング時間を確保するのは簡単ではなかったです。ただなんとか時間を捻出するために、早朝出社をするようにしました。朝に業務時間を確保し、スケジュールを組み立てることで、トレーニングを生活の一部に組み込んだんです」
身体を変えるために行ったことは、シンプルだが徹底している。
「トレーニングは週4回の筋トレ。食事はアプリを活用し、PFC(たんぱく質、脂質、炭水化物)のバランスを意識しました。特に重視したのは、高タンパク・低脂質です」
自炊を基本とし、筋肉を作るために必要な栄養を安定して取る。
「結果的に、一番効果を感じたのは食事でした。なので思い切ってお酒もやめました!」
筋トレ以上に、日々の食事が身体を作ることを実感したという。
「ジムに行く日、食事内容、時間をすべて決めてルーティン化しました」
迷わない。悩まない。決めたことを、淡々と繰り返す。忙しい人ほど、感情に左右されない仕組み作りが鍵になる。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:デキカツヤ
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。










