「マラソンを頑張っているのに、なぜか体型に満足できない。体重は軽いはずなのに、身体がのっぺり見える……」
看護師の江原あかり(えはら・あかり/46)さんは、自身の体型にコンプレックスを抱えていた。身長170cm、40歳当時の体重は約58kg。走る習慣はあったのに「特にお尻がぺったんこで、それがコンプレックスでした」と振り返る。
【写真】筋トレをして変化した江原あかりさんの丸く引き上がったお尻(バックポーズ含むステージ写真)

左2020年、右2025年
46歳となった今の体重は約52kg。さらに体脂肪率は20%(※)から13%へ下がり、数字以上にメリハリが出た身体へ変化した。
※市販の体組成計による測定。
「私は『痩せていることがきれい』と思い込んでいました。でもジムで有酸素ばかりしていたときに、フリーウエイトで筋トレしていた同年代の女性を見たんです。『あ、この人身体が引き締まっていて、すごいきれい……』って感じたんです。その瞬間、目指したい方向が変わりました」
「脂質とアルコールを抑える」で、身体はちゃんと応えてくれた
江原さんがまず実感したのは、『やることを増やす』より『効くところを絞る』ほうが結果につながりやすい、ということだった。
「脂質を抑えること、アルコールを控えること。この2つだけで体脂肪が落ちていきました。あとは習慣化した筋トレです」
カロリーだけを追うと、食べる量を減らしてしまいがちで、結果的に筋肉の材料が不足して筋肉も落ちやすい。そこで、筋トレと相性の良いたんぱく質を軸にしつつ、脂質を必要以上に増やさないように変えたことで、体脂肪が落ちやすくなり、身体のラインにも変化が出た。
一方で、江原さんの最大のテーマは『ぺったんこのお尻』だった。
「よく行う下半身トレーニングは、ゴムバンドを使ったサイドウォーク、ブルガリアンスクワット、ヒップアブダクター、キックバック。スミスマシンやダンベルも使いながら、お尻の横やお尻の上に効かせる意識を強めていきました。意識していたことは重さを追いかけることより『狙った部位にちゃんと刺激が入っているか。とくにサイドウォークやヒップアブダクターのような動きは、フォームが少し雑になると太もも前ばかりに入ってしまいます。だからこそ、回数や重量の前に『どこに効いているか』を確認して積み重ねるほうが大切だと思っています」
最後に、これからも筋トレを続ける理由を聞くと、江原さんはこう話した。
「誰かのためではなく自分が自分を好きでいるために、自分が思い描く美を試行錯誤しながらこれからも追求していきたいです。ナチュラルで美しく歳をとっていきたいですね」
体重だけを追いかけていた時期を越えて、筋トレと食事の設計でメリハリを作っていく。江原さんの変化は、年齢や忙しさに関係なく、身体はきちんと応えてくれることを教えてくれる。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:江原あかり
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。










