2歳から水泳を始め常にスポーツが身近な環境だったというヨガインストラクターのSHIORIさん。スポーツに打ち込み身体づくりのための無理な食事で体調が悪化した学生時代に体験したヨガで「身体を心地よく動かす感覚」を知るように。体調を保つ難しさを体験したからこそ「インストラクター」として活動を始めたSHIORIさんが伝えたいこととは? また、SHIORIさんの習慣であるレッスンの合間のウエイトトレーニングについても答えてもらった。
紹介したのは...
ヨガインストラクター・SHIORI
IG:@s_hiiori
ゴールドジム原宿東京、原宿ANNEX、南青山など、都内店舗中心にレッスンを行う
ヨガインストラクター・SHIORI
「私がヨガをやる理由」
2歳頃から水泳を習っていて、小学生になるタイミングで競泳として本格的に打ち込むようになりました。他にも中学生では陸上、高校生では水球を経験するなどスポーツが身近にある環境にいました。
特に高校生の頃は、身体作りのためにとにかく食事量を多くし、カロリーをたくさん摂るといった無理な食事を続けていたせいか、食事のコントロールが効かず、食べては嘔吐するというのを繰り返す苦しい時期もありました。その後、栄養士の専門学校に行きスポーツ栄養学を学ぶことで、今までの食事が身体に負担をかけてしまっていたことを知ったのです。
そんな学生時代に流行りだしていたのが、ホットヨガでした。私もそのブームに乗っかり、いろいろなヨガスタジオに体験で通い始めたのがヨガとの出会いです。そこで感じた身体を心地よく動かす感覚を今でも覚えています。そして、留学しヨガインストラクターとしての資格を取得しました。
就職はフィットネス関係の仕事に就きヨガや水泳の指導、店舗オペレーションまでトータルして行っていました。しかし、激務が続き次第に体調を崩すように……。このまま続けることは困難だと感じ退職。そこから一般企業に勤めていました。
学生の頃には、大会で優勝することやオリンピックを目指した時期もぼんやりとありましたが、体調を保つ難しさ、身体のバランスを整える大変さを経験しています。ある時、「自分は何かを伝える側として活動した方が、みんなをよりハッピーにできるのでは」と考えるようになりました。そこからヨガインストラクターとして、フリーで活動していくことに決めました。
私がヨガレッスンで一番重要視していることは“レッスンを受けた方がその後により良い時間を過ごせること”つまりは日常生活のパフォーマンスアップです。
今はスポーツクラブを中心にレッスンを担当しています。幅広い年齢層のお客様がいるため、身体の使い方を意識したレッスンを提供することと、体質的にも痩せすぎてしまうので筋量を増やすために、最近では週4〜5回程、レッスン前後にウエイトトレーニングを行うようにしています。自分の身体の弱い部分はウエイトを持つことで感覚が分かりやすく見つけやすい。アーサナを取る際も体幹がブレにくく、踏ん張りが効きやすくなるなどヨガをしている方にはぜひウエイトトレーニングをお勧めしたいです。
またヨガは呼吸やインナーマッスルの使い方を大切にしていますので、ウエイトトレーニングをしている方にも、ウォーミングアップやクールダウンなどでヨガレッスンに参加いただくことをお勧めしたいですね。実はとっても良い相乗効果があるということを伝えたいです。
特に、ヨガを含めスタジオレッスンのみに参加している方々はジムエリアには行きにくいという話を耳にします。そういった隔たりがなくなるように、私が率先してクラスの前後にジムエリアに向かうようにしています。何事もやって損はありませんからね。