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総フォロワー24万! 19歳の"筋肉ギャルモデル"が発信する「筋トレのすばらしさ」 極端な痩せ信仰の若い女性に警鐘「私がアイコンになって女性たちの価値観を変えたい」

雑誌『egg』の現役モデルであり、看護学生。SNS総フォロワー数24万人を超えるインフルエンサー・“筋肉ギャル”として注目を集めるルナさん(19)。

【写真】「ギャップがすごい!」19歳の”筋肉ギャル”ルナさんの筋肉ショット

ルナさん

10代で、さらに10cmには及ぼうかというほどネイルを伸ばし、肌も黒く焼いた”ザ・ギャル”のいでたちの人間が筋トレにハマるというのは、珍しい話ではないだろうか。ルナさんはなぜ筋トレに目覚め、そしてどんな想いを発信しているのか。話を聞いてみた。

日本の若い女性に根強く残る「痩せ信仰」への疑問

現在ギャルモデルとして活躍するルナさんは、もともと海外の褐色系女性や海外メイクに憧れており、約1年ほど前から肌を焼き始めた。それが結果的に今の“ギャル”スタイルにつながっていったという。

ルナさんが筋トレを始めたのは約1年半〜2年前に遡る。きっかけは、ニッキー・ミナージュカーディ・Bなど、海外の女性アーティストの健康的で力強い体型への憧れだった。

「ガリガリじゃなくて、ちゃんと食べて、ちゃんと鍛えている身体がかっこいいと思ったんです」。それまで“痩せていることが正解”という空気の中にいた自分に、初めて違和感を覚えた瞬間だったという。

特にルナさんが危機感を抱いているのが、10代の若い女性たちの過度なダイエットだ。食べない、運動しない、場合によっては薬に頼って痩せようとする。看護学生として学ぶ中でそうした行為が将来の健康に及ぼす影響を知り、「これは本当に危ない」と感じるようになった。

「痩せたい人の気持ちを否定したいわけじゃない」。その上で、「痩せていない人、筋トレをしている人が“目立つ存在”になれば、価値観は自然に変わると思う。だから、アイコンになって、特に10代の人たちに筋トレの大事さを伝えていきたいんです」と語る。

競技者ではない、19歳のギャルモデルだからこそ届く言葉がある。そう考え、筋トレや考え方をSNSで発信し始めたのだ。

実際、反響は大きい。ルナさんのSNSには「ジムに入会しました」「考え方が変わりました」という10代・20代からのメッセージが後を絶たないらしい。

現在はゴールドジム北千住でフロントスタッフとして勤務しているルナさん。来年以降はビキニフィットネスやウェルネスといった競技への挑戦も検討中だ。だが今は、"競技者でない"ことが自身の発信にとって重要なのだと語る。

「今、筋トレに興味のない10代の人たちに届けられるのは、私のような存在しかいないと思うんです。ガッツリ競技者としてやっていたら、おそらく伝わりにくい。私なりの方法で、世の中の若い人たちに『筋トレで健康的な身体になること』の良さを伝えていきたいです」

事実、SNS総フォロワー24万人と若い層からも多くの支持がある。ルナさんの活動で日本の若者のフィットネス文化が盛り上がりを見せるかもしれない。

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取材・文:FITNESSLOVE編集部 写真提供:ルナ

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