「ボクシングビート」2020年12月号は、8月12日(水)発売!!
最新号の見どころ
■世界が観たMONSTER さすが井上、ラスベガスで完ぺきKO
特報/WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ
10月31日(日本時間11月1日)ラスベガスのリングに立った井上尚弥は挑戦者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)を7回2分59秒ノックアウト。コロナ禍の特殊な状況下での「無観客試合」だったが、期待通りの結果を出した。特にフィニッシュブローの右ショートカウンターは井上伝説の新たな名シーンとしてこれから何度も取り上げられることだろう。モンスター初の聖地登場に注目した世界のファン、関係者を唸らせるものだった。
■久々の日本人トップボクサー同士のビッグマッチ決定
12月31日、東京都大田区総合体育館でWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
世界中がコロナショックに見舞われた2020年の最後に、ボクシングファン注目の一戦が行われることになった。大みそかの東京・大田区総合体育館で挙行されるWBO世界スーパーフライ級戦。チャンピオン井岡一翔と1位挑戦者・田中恒成が激突する。これまで48度実現した日本人世界対決の中でも屈指の好カードだ。
井岡一翔「ボクシングを熟知している、そういう試合を見せますんで」
田中恒成「世代交代、俺が引っ張っていくつもりなので」
■ライト級騒然! 新星ロペスがスターダムへ
WBAスーパー、IBF、WBO世界ライト級戦
ロマチェンコ3-0判定陥落
コロナ禍の世界ライト級タイトルマッチ・シリーズはいきなり波乱。10月17日ラスベガスで行われたWBAスーパー、IBF、WBO統一戦で“ハイテク”ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がテオフィモ・ロペス(アメリカ)に3-0の判定負けを喫した。超絶の技巧を誇るロマチェンコに若武者ロペスが挑んだこの試合、戦前はメイウェザー対カネロになぞらえる声も多かったが、いざふたを開けてみればよく仕上げたロペスが番狂わせを起こした。無敗ロペスはWBCフランチャイズ王座も含め一挙に4本のベルトを保持することに。ロマチェンコは6年半ぶりの黒星。
■コロナにやられた……王者京口の世界戦 まさかの前日中
WBA世界L・フライ級スーパー王座3度目の防衛戦
試合前日の計量を両者クリアし、あとは本番を待つだけ。そんなところで試合が突如中止になったのだから誰もが驚いた。11月3日に大阪で予定されたWBA世界L・フライ級タイトル戦は、前日にチャンピオンの京口紘人の新型コロナウイルス感染が判明したため、急きょ中止された。国内の世界戦が前日に中止されたのは初めて。挑戦者のタノンサック・シムシー(タイ=グリーンツダ)はこれを受け入れ、早い時期に挑戦できるものと期待している。
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