キックから転向して初回KOデビュー!K-1王者をその気にさせた“あの試合”

K-1のチャンピオンからボクシングに転向し、先ごろ初回KO勝ちでプロデビューしたばかりの武居由樹(大橋)。キックとボクシングとの違い、そして波乱万丈のこれまでを語った。

文:ボクシング・ビート編集部

初回KO勝ちでプロデビューしたばかりの武居由樹選手(大橋)

素顔の武居は、自信をしっかりと口にする一方で「この世界は甘くないので」と殊勝な気持ちを忘れない好青年だ。聞き手の飯田覚士さん(元WBA世界S・フライ級王者)とのやり取りでは、キックとボクシングそれぞれの競技性がぶつかって非常に興味深い。

たとえば以下のように――。

飯田 右足の使い方でもっとサウスポーの利点は生かせるのかなと思った。つまりそれは絶対の伸びしろなんだけど。右の前足をオーソドックスの相手の外側に置く際にどこに着くか、まず持っていくかで、その後クルッと(右フックを)回す時の不安定さと、もうひとつ、うまく(体重が)乗れない、腰折れになっちゃう感じ。ヒザでグッと乗せずに、(上体を折って)終わっちゃうというのか。
武居 ああ。でもそれあるかもしれないです。キックは前傾になると相手のヒザがくるんですよ。

飯田 なるほど。
武居 その防御もあってアップライトになって。
飯田 そっか。
武居 (ヒザに重心を寄せて上体を動かす)こういう動きはあまりやらなくて。(相手のヒザが)一番危ない場面だったので。ただそれはボクシングでは悪い癖になると思います。気をつけます。ありがとうございます。

飯田 オーソドックスに対するサウスポーの一番の武器になるところだから、オヤと思ってさ。右ボディーフックも大好きそうだからなおさら。そっか、キックでは逆に危なくなるんだ。だったらキックで使わなかった動きをボクシングでこれから身に付けるところで、もっと幅が広がるってことだ。

現在発売中のボクシング・ビート6月号「飯田覚士の直撃トーク」では、異種格闘技からボクシングの世界にやってきたばかりのホープ武居をゲストに迎え、大いに語り合った。飯田トークは元世界チャンピオンで現在はジム主宰、テレビ解説者としても活躍中の飯田さんがホスト役を務める連載対談。毎号、ボクシング界の内外問わず多彩なゲストを迎えている。

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