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「男子にチビデブとからかわれた」身長156cm・体重55kgだったアパレル勤務の女性が劇的変化【筋トレビフォーアフター】

naopiさんのビフォーアフター「ずっと肥満体型で、男子にチビデブとからかわれたり、20代(前職・アパレル勤務時代)も『幼児体型だからいまいち』などと言われました。そのときの彼氏、現在の夫が太らないタイプで、横に並ぶとめちゃくちゃ太って見えも心底嫌でした。でも、なにより自分の全身写真を見たときですね。客観的に私ってこう見えてるのか、とショックを受けたのがダイエットのきっかけです」

【アフター写真】別カット!naopiさんの正面のビキニ姿

当時をそう振り返るNaopi(39)さん。そのころは体重55kg、体脂肪率は33%を超えていた。最初は、市の開催するダイエットプログラムに参加したという。だが、1カ月という期間では特に変化はなく、翌年ジム通いを始める。スタジオレッスンやクロストレーナーといった有酸素運動をメインに少しのマシンも挑戦しながら、ほぼ毎日通い続けた。

「そこで数キロのダイエットに成功したものの、その後マンネリ化してしまったんですね。そのときに『ウエイトトレーニングはダイエットにも効果的ですよ』とジムのスタッフの方に勧められたのと、ZUMBAのレッスンで出会った友達に筋トレの良さを教えてもらい、一緒にトレーニングするようになりました」

筋肉をつけて痩せるという意識に変わってからはフリーウエイトにも挑戦し、プロテインや鶏胸肉から積極的にたんぱく質を意識して摂取、身体はメリハリのある姿へと少しずつ変化していった。そして、その後の出来事がNaopiさんの体型を劇的に変化させることとなる。

「その友だちがのちにビキニ競技に挑戦して、大会ごとにどんどん身体が変化し、1年でトップ選手になる快進撃を目の当たりにして衝撃を受けました。私も体脂肪率が20%を切ったのをきっかけに、大会に出場してみようと思いました」

挑戦は簡単ではなかったという。出場の費用のために仕事をかけもち、トレーニングの時間どころか寝る時間も満足にとれない日々が続いた。ストレスに押しつぶされそうになりながらも、それでもボディメイクへの情熱は消えなかったという。

「夫が意欲を汲んで家事を協力してくれたことや、ジムに足を運べば年齢や性別を問わず意識の高い人たちがたくさん励んでいる。また、SNSでビキニ選手をチェックすることで頑張ろうと思えました。記録のために撮る写真に映る自分の姿がどんどん変わっていき、数値としても変化していくのがモチベーションとして大きかったです」

そうして昨年に初めて出た大会では、あまり成績が振るわず悔いが残る結果であったという。しかし、その後パーソナルトレーニングも開始し、ビキニらしいメリハリボディを追求するため再考したメニューで今年も諦めずに挑戦。コンテストでビキニ部門3位という上位入賞を収めた。大会当日は44kg、体脂肪は10%。ボディメイクを始める7年前と比較して、体重は−9kg、体脂肪は−23%という別人級の変貌だ。
※体脂肪率の測定は市販の体組成計によるものです。

「最近は職場でも『なにをしてそんなに変わったの?』と相談されるようになり、競技にも興味を持ってもらえることが増えました。あと元々腰痛持ちだったのですが、鍛えたことでそれが軽減されたのも大きな変化ですね」

様々な嬉しい変化により、目標もまた変わったという。

「今年成し得なかったビキニフィットネスオープンでの優勝を目標として、ポージングや魅せ方の工夫、肩や背中、お尻を鍛えていきたいです。それと並行して、ボディメイクの楽しさを伝えられるような知識の蓄積や、発信をし続けていきたいですね」

ボディメイクは楽しいばかりではない。しかし、続けていれば必ず変化は訪れる。失敗や挫折を繰り返しながらでも、挑戦を諦めないこと。そうした気持ちの向上が、実は身体の変化以上にボディメイクが人生にもたらす大きな変化かもしれない。

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取材:にしかわ花 写真提供:naopi

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