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スリット入りのマーメイドドレスで美しいS字ラインを披露し総合優勝!万年ダイエッターが編み出した“食べながら痩せる”方法

古田真美さん万年ダイエッターから大会出場初年で全国優勝者へと一躍転身を遂げた女性が今年も帰ってきた。10月9日(月・祝)、ウインクあいちにて行われた『Super Body Contest(SBC)2023』愛知大会(AICHI10)にて、新設の大きくスリットの入ったマーメイドドレスで砂時計型のS字ラインと脚線美を競う『MERMAID部門』CHARMクラス(18〜39歳)1位、全年代での戦いとなるChampion of the show決定戦でも1位を獲得した古田真美(ふるた・まみ/37)さん。古田さんは2022年のSBC FINALの『DRESS部門』SBC TIGHT上記同クラスで優勝の実績を持つ。そのボディメイク術の秘訣を探った。

【写真】別カット!古田真美さんの水着姿

「実は、昨年のFINALのあとに壮絶なリバウンドをしまして、1カ月で6kg太りました。というのも、昨年は知識が全くない減量で1200kcalのローカロリーにノーチート、さらに激しい有酸素という“食べてないのに痩せない”という最悪の循環に陥ってメンタルもボロボロになり、大会が終わって糸が切れたように暴飲暴食をしてしまったんです。結果が出たとしてもこれではダメだと、正しい知識を得てボディメイクしようと、トレーニングも食事も一新して今回に臨みました」

今回、食事法に取り入れたのはケトジェニック(糖質を制限し、タンパク質・脂質をエネルギー源とする食事法)だ。

「ケトに切り替えたことで、総摂取カロリーは1500〜1700kcalにアップしたにも関わらず減量を始めて1カ月で5kgスルスルと落ちました。私の体質にはぴったり合っていたようで、身体の辛さや空腹感もなく精神的にも安定し、それこそ大会直後でも暴食に走ることもなく、このままもっと絞っていけるぞという気持ちを持ち続けられています」

主要な食材は、朝はキムチ・納豆・トマト・チーズ・アボカド、昼と夜はメインを肉と魚に分け、糖質は野菜に含まれるもののみに限る。朝に腸の活性化を促進する発酵食品と塩分を摂ることでむくみを防ぐ効果を狙った。また、脂質の補助として足すMCTオイルも、中鎖脂肪酸の中でも消化吸収に最も優れるカプリル酸(C8)オンリーのものを使用するなど、徹底した管理を行った。

「ほぼ人体実験のような意気込みで、あらゆる知識を吸収・総動員しています(笑)。エネルギーの代謝経路の仕組みを研究し、ビタミンB1・B2だけでなく、鉄、マグネシウム、カルニチンなどサプリメントで取り入れることで“動いた分がきちんと消費される”身体になりました。有酸素運動をしても痩せないという方、特に女性はこのあたりの栄養素が不足している可能性が高いと思います」

現在、パーソナルトレーナーとしてボディメイクを伝える側となった古田さんは、痩せるのは根性や我慢ではなく正しい知識だと、自身の苦い経験をもとに強く語る。また、トレーニングの仕方も「なりたい身体に必要な筋肉」へのアプローチを考えて大きく変えた。

「丸みのあるお尻を作るためには、上部の筋肉が大切になってきます。昨年はスミスマシンでのスクワットやランジなど下部をメインにしていたため、筋肉がついても四角い形だったんですね。なので、ケーブルキックバックやライイングエクステンション、ヒップスラスト、締めにダンベルでのブルガリアンスクワットと、殿筋上部により効く種目をメインに変えました」

「また、O脚改善のために骨盤底筋の強化が必要だと学び、座っているとき、歩くときに常に力をキュッと入れる意識を持っています。癖になっていた外股歩きも、これで改善されてきています」

有酸素運動も、楽しく行えるように多様なメニューを組んだという。

「ランニング、サイクリングの他、雨の日でも自宅で手軽に運動ができるように『MIRROR FIT.』(ヨガやHIITなど500種類以上のフィットネスコンテンツが配信されるミラー型デバイス)を取り入れました」

“食べる”と“動く”両面をより健康的に。大会のためではなく、日々美しくいられる自分であるのが最終目標だと語った。

「すごくストイックに見えるかもしれませんが、元々挫折ばかりしてきた万年ダイエッターで、お酒も甘いものも脂ものも大好きです。おやつも諦めることなく、ケト中でも食べられるきなこやキャラメルがコーティングされたナッツ、ハイカカオチョコレートを食べますし、たまに思いっきり炭水化物を食べる日もあえて作っています。様々な試行錯誤を繰り返して“食べながら痩せる”はやっと達成できたので、もっと理想体型になったら、お酒も解禁して“飲みながら痩せる”ができる身体にしていきたいなと思っています(笑)」

12月10日(日)のFINALに向けて、さらに7kgの減量に臨むという。「さまざまな情報が溢れる現代、正しい基礎知識を得て、さらに自分に合った方法を見つけていくことで、辛く結果の出ないダイエットに悩む人が少しでも減ることを願っている」と古田さんは締め括った。

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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