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マッスル北村の常識を逸脱した奇策ともいえる「限界を追求する姿勢」

マッスル北村のDVDは、現在5タイトル販売されている。ディスクが1枚のものが3つ、2枚組がひとつ、またもうひとつは4枚組である。総時間は14時間に及ぶ。今週は「ワークアウトビデオ」を観てみよう!

文:岡部みつる 協力:マッスル企画(http://www2.odn.ne.jp/muscle-kitamura/)

これが、マッスル北村のビデオ第1段である。1993年3月なので、32歳のときである。大きくて真っ白な開襟シャツにサスペンダーという姿で登場したマッスル北村が、優しく語りかけて来るところからはじまる。

このビデオは東武練馬に在ったレヴァンというジムで撮影された、マッスル北村を造り上げたトレーニングが収録されている。伝説として伝えられているワンハンド・ショルダープレスやワンハンド・カールを見ることが出来るのもこのビデオだ!

「マシンにウエイトを足す」「あり得ない重量のダンベルをこしらえる」など、常識を逸脱した奇策ともいえる「限界を追求する姿勢」が全ての種目において行なわれている。コーラ、あるいはスプライトか、はたまたセブンアップかと思われるドリンクを飲む姿、バンダナで鉢巻きを作るところなど息をつける映像は極めて少ない。

約2時間、見終わった後は手に汗を握り、ある意味脱力してしまうかもしれない。気持ちは見習っても、良い子のみなさんは決してマネして怪我をしないようにご注意願いたい。明日への力が漲る作品だ!

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おそらく芸能界でバリバリに活躍していたであろう頃か。白い大きな開襟シャツ姿+サスペンダーはマッスル北村お気に入りの出で立ち?!


森永経一郎を置き去りにしたのがこの黄色いカマロだ! 因みにオープンカーです。


背中にプレートやパッドを入れてよりキツい状態にしている。これはまだアップ。


遂に追加のダンベル登場! 646kg! フルレンジではなくパーシャルなので、腕を胸の前で組んでいる。


さらなる追加ダンベル! 乗せられない場合は持参したロープで吊るす。


714kg! お祈りの時間。お祈りのお陰か6発も挙げている!


ペクデッキも限界まで来たら足も動員して限界まで挙げ続ける!


75kgのダンベルは、片方(天井方向)が大きい変形だ。下に足すとダンベルが床に着いてしまうから。

先週の内容はこちら
▶マッスル北村「人間の身体はこんなにも変化するのか!?」

岡部みつる
東京都出身。昭和の終焉に渡米。’93年、米マスキュラーデベロップメント誌のチーフフォトグラファーに。以後、アイアンマン、マッスルマグ、フレックス等各誌に写真を提供。’96年にはMOCVIDEOを設立、コールマン、カトラー等オリンピア級選手のビデオ、約50本を制作。「オリンピアへの道」は12年続け、「オリンピアへ出るよりもこのビデオに出られてうれしい!」と選手が言うほどに。’08年、会社を売却しワイフと愛犬とともに帰国。静岡県の山中に愛犬とワイフの4人暮らし。


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