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肥満は男性ホルモン、性欲、そして前立腺の健康に悪影響をもたらす

健康的な体重を維持することはテストステロンのレベルを正常(または高め)に維持するための基本的な条件だ。そこで大切になるのが食事であり、食事は私たちのホルモンにとても大きな影響をもたらすのである。

文:Sarah Chadwell, NASM-CPT 翻訳:ゴンズプロダクション

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肥満がテストステロンを下げる

肥満人口は世界的に増えていて、しかもその増加スピードは急速だ。肥満は見た目だけでなく、健康をも大きく損なう原因になるのは誰もが知っていることだが、特に男性の場合は注意が必要だ。なぜなら、肥満によって「男性であること」が強制的に終了してしまうこともあるからだ。

ハーバード大学医学大学院が発行する『ハーバードヘルス』誌によると、肥満は男性ホルモン、性欲、そして前立腺の健康に悪影響をもたらすことが分かっているのだそうだ。

『ハーバードヘルス』誌が注目したのは2つの実験結果だ。いずれも肥満とテストステロンの関係を調べたもので、ひとつはBMI が1ポイント増加するごとにテストステロンが2%減少するという結論が得られている。もうひとつはウエストのサイズが10cm増加すると、男性被験者のテストステロンレベルが75%減少したという研究結果だ。

BMI やウエストサイズの増加は食事による影響が大きい。残念なのは、そういう食事は誰かに強要されたものではなく、自分自身が選んで食べているということだ。もちろん、BMI値もウエストサイズも正常値に戻すことで、テストステロンも正常値に収まってくる。そのためには何をどれだけ食べるべきかを十分に理解し、実践することである。

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