「家族」「仕事」「ボディビル」の3つのバランスを保つことが筋肉成長の鍵

数多くのドラマが見られた昨年の日本選手権。選手たちはどのような思いで、あの日のあのステージに上がったのか。ここでは男子ボディビル、女子フィジークの各2位から12位までの選手を単独取材。感動の舞台裏に迫る。

取材:藤本かずまさ 撮影:中島康介

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2021年男子日本ボディビル選手権大会4位・加藤直之「試合後、次女に『何でメダルないの?』と…」

まずは日本選手権を無事に終えられたことを、大会に関わってくださったすべての皆さまへ感謝いたします。ありがとうございました。前回よりも上を目指す、ということは毎年思っていますので、やはり悔しいです。ファーストコールで呼ばれたときの喜びや、ポーズダウンで順位が発表されたときの悔しさも、結果としてしっかり受け止めました。この気持ちを次につなげたいと思います。
一番大切なのは「家族」「仕事」「ボディビル」の3つのバランスを保ち、ボディビルができる環境、支えてくれる家族、応援してくれる皆さまに感謝しながら取り組むことにあります。その上で、来シーズンに向けて進化できるように、今年感じた課題を改善していきたいと思います。具体的には、全身のバルクアップはもちろんですが、肩周りのボリューム、ミッドセクションのハードさ、仕上がりです。咋年意識して取り組んでいたハムストリングや殿部は写真や映像で見る限り良くなっていました。しっかりと課題を持って取り組めば、まだまだ進化できるはずです。パワー系のトレーニングで全身の筋肉を発達させつつ、課題点に対して愚直に取り組んでまいります。
また、日本クラス別に出場した際にはポージング練習の必要性を改めて感じました。写真や映像で見返すと、軸がぶれていたり、力が入っていない箇所があったり、とにかく隙だらけでした。そこから日本選手権に向けて、尊敬している方に見ていただきながら、ポージング練習の時間を確保し取り組むようにし、まだまだですが修正することができました。ポージングに関しても、さらに突き詰めていきたいです。
試合後、次女に「お父さん、今年は何でメダルないの?」と聞かれました。この言葉は大きな起爆剤です。そういう次女の寂しそうな顔を見たら、お父さんはもう頑張るしかありません。身体の芯から熱いものが湧いてきました。課題を詰めて、貪欲に、楽しみながら、ボディビルダーとしての完成度を高めて来年に挑みます。応援いただいた皆さま、ありがとうございました。

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