次世代フィジークの旗手穴見一佐「メンズフィジークの骨格と肉体を最大限体現する男」

昨年6月に行われたSPORTEC CUP2021で、2年前のオールジャパンメンズフィジーク172cm以下級優勝の久野圭一選手と最後まで僅差での接戦を見せた後、優勝を果たした2020年ゴールドジムJAPAN CUPメンズフィジーク覇者、穴見一佐選手。以前から、他のメンズフィジークジュニア世代の選手とは一線を画したフィジーク(身体)をステージで見せており、2019年IFBB世界ジュニア選手権では大活躍し、見事優勝を果たしたことで一気にその名が全国区まで広まった若手No.1選手。穴見選手のトレーニングを取材するとともに今後の展望を聞いた。(月刊ボディビルディング2021年9月号から引用修正)

取材・文:編集部 撮影:北岡一浩 大会写真:中島康介

SPORTEC CUP2021優勝までにしてきたこと

ーーSPORTEC CUPに出場するにあたり、何か今までと変えたことはあったのでしょうか?

穴見 オフに腹筋のトレーニングに力を入れてやりました。もともと形がキレイな部位だったので、それをもっと武器にしたいなと思い、目立つ腹筋になるようにオフでもしっかりやるようにしました。そのおかげで、ステージで腹筋の立体感が目立つようになったと思います。

ーーウエストへのアプローチはどのようなことを行っていますか?

穴見 オフでも腹筋トレーニングをやることと、呼吸を意識しています。しっかり息を吐き切って肋骨を締めてクランチをやることです。

ーートレーニング時を除いて、日常的に行っているアプローチはありますか?

穴見 特にやってないですね……。そもそもの話なんですが、肋骨の開き具合と骨盤の幅でウエストのサイズが決まるので、生まれ持ったものが大きいと思います。努力で改善できたとしても微々たるもので、天性には敵わないと思います。なのでそこは与えられた武器で闘いたいと思っています。

ーー強化したい部位はありますか?

穴見 胸の輪郭が課題です。

ーー今日のトレーニングでは、胸上部をやっていましたが、胸下部・中部、上部で分けていますよね。いつから分けるようになったのですか?

穴見 3年前からです。というのも、ベストボディ・ジャパンからメンズフィジークに移行してきたときに胸のバルクの無さを痛感したことがキッカケなんです。なので、細かく鍛えるということで分け始めました。メニューは少しずつ変化していますが、下部・中部はベンチプレス、上部のときにはスミスかインクラインベンチプレスで行います。僕のトレーニングはPOF法なので、基本的には変わってないです。

ーー重量はどのように決めていますか?

穴見 重量を伸ばそうと思っていなくて、それよりも、毎回重量を固定して、前回よりもいかに丁寧に扱えるかが大事だと思っています。ネガティブのスピードだったりですね。とにかく丁寧さを意識しています。

ーー特に伸ばしたい部位はありますか?

穴見 胸の輪郭なので、胸の下部・中部ですね。

ーー例えば、ベンチプレスだけは重量を伸ばしていきたいみたいな考えはありますか?

穴見 ペックフライの重量を伸ばしてます。ベンチプレスは輪郭へのアプローチと言うよりかは、全体的なボリュームにつながると思うんです。なので、輪郭のことを考えると、ストレッチのときに輪郭に合わせて動かすことを意識したいので、ペックフライを伸ばしたいと考えています。

ーーペックフライの重量を求めているのには、何かきっかけがあったのですね。

穴見 ペックフライをやりこんで、重量を伸ばしていくことによって成長したなっていう実感がありました。となるとやっぱりペックフライで重量を乗せながらストレッチをかけて丁寧なフォームでやり続けると、全体的なボリュームも輪郭も構成できると実感があったので、重量を求めています。フリーウエイト派ではあるんですが、ペックフライは外せないですね。

ーートレーニングのセット数の決め方はありますか?

穴見 ベンチプレス以外は、基本8~10回を3セットです。サイドレイズとかはまた別ですね。

ーートレーニング中に、最近使用者が多い「A-wear」をずっと装着していましたが、いつから使うようになりましたか?

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