女性に多い悩みの一つが、「前ももばかり発達してしまう」ことである。競技団体『ベストボディ・ジャパン』や『APF』の大会で活躍する戸町鈴香(とまち・すずか/33)さんも、その悩みを抱えていた一人だ。前ももの張りがコンプレックスで、脚が太く見えることに悩み続けた。しかし、筋肉の使い方を変えたことで、脚を引き締めながら丸いお尻を作ることに成功した。

ダンス経験で発達した“前もも”がコンプレックスだった
戸町さんは長年ダンスを続けていた。そのため、もともと脚、特に前ももが発達していたという。
「服を着ているときはそこまで気にならなかったんですが、脱ぐと前ももが張っていて、脚が太いのがすごくコンプレックスでした」
2020年から筋トレを始めたものの、最初は不安も大きかった。
「筋トレを始めたら、脚がもっとゴツくなるんじゃないかと思っていました。本当に引き締まるのかなって」
実際、最初の頃はトレーニングをしても、脚が細くなっている実感はなかったという。だが、そこで諦めず、自分の身体と向き合い続けた。
「もも裏を使う」感覚で脚は変わった
戸町さんが特に意識したのは、「前ももではなく、もも裏やお尻を使うこと」だった。
「今までダンスで使ってきた筋肉って、どうしても前ももばかりに刺激が入るクセがついているんです。だから、そのクセを取ることを意識しました」
たとえば、スクワットや下半身トレーニングでも、前ももに効かせるのではなく、もも裏やお尻に刺激が入っているかを重視。使えていなかった筋肉を“呼び起こす”ようなイメージで、少しずつ感覚を磨いていった。
「脳と筋肉のコネクションというか、“どこを使っているか”を意識することがすごく大事でした」
その結果、コンプレックスだった脚は徐々に変化。前ももの張りは目立たなくなり、現在は「お尻が丸い」「背中がきれい」と言われることが増えた。
ただ、変化はすぐには現れなかったという。
「途中で1年ぐらい筋トレをやめてしまった時期もありました。でも、そのときは全部を完璧にやろうとしていたんです」
再開後は、「緩くてもいいから続ける」ことに考え方を変えた。
「毎回100%じゃなくてもいい。1回サボったから終わりじゃなくて、また次の日にやればいい。そうやって続けていたら、少しずつ身体は変わっていきました」
同じように、「脚が太い」「前ももばかり張る」と悩む女性は多い。しかし戸町さんは、その悩みも変えられると話す。
「”ちりつも”ですけど、やっていれば必ず変わります。筋トレしか勝たん、ですね」
取材・文:FITNESS LOVE編集部 写真提供:戸町鈴香










