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川崎一輝流【ベンチプレスの伸ばし方】━トップ選手たちのBIG3 Tips❺

あえて重量を下げ、高レップに切り替え停滞打破

ブリッジの低いフォームで200㎏以上を挙げる川崎選手。自身にはこのフォームが合っていると言い、それぞれ自分に合ったフォームを習得し怪我を避けることも重量アップの秘訣だと話した

ベンチプレスは常に伸びている感じなのですが、特に印象に残っているのは、2024年末に240㎏の自己ベストを挙げたことです。このときは、210㎏あたりからだんだんと記録が伸びていきました。その後、2025年にはパワーリフティングの大会で、221㎏という公式記録を出すに至りました。

自分の中では、ベンチプレスは普通にトレーニングしていただけという印象なので、特別な練習法も行っていません。強いて言うならば、あえて重量を落としたセットを行うことで停滞を超えるというのはやっていました。

普段は10回を4〜5セット行うのですが、重量を落とすときは、1セット15回に設定します。そのまま練習をしばらく続けて、15回だったものが20回できるようになると、たいていは停滞を乗り越えて記録更新できます。このやり方はトレーニングを始めた比較的最初の頃から行っているやり方で、自分には合っていると思います。

ベンチプレスを伸ばしていくためのワンポイントアドバイスとしては、怪我をしないことを挙げたいです。せっかく記録が伸びてきていても、怪我をすると練習ができなくなってしまいます。怪我をしないフォームを習得することも意識して練習できると良いのではないでしょうか。

自分は比較的胸を張らないブリッジの低いフォームなのですが、これだとやはり肩を痛めることが多いです。自分の身体の特徴を見極めながら、自分の身体に合ったフォームを見つけてあげることが、練習を継続して記録更新するためには大事だと言えると思います。

あとは、「自己PR(パーソナルレコード)を超えてやるぞ」という気持ちを持つことも大事です。自分の場合は、つぶれてしまった場合でも「本気出せば今のは挙がったな」と思うようにしています。気持ちを強く持って練習するというメンタルの部分も、記録更新の上では重要になってくると思います。

かわさき・かづき
1988年6月21日生まれ。神奈川県出身。身長177㎝。2025年には全日本パワーリフティング選手権でベンチプレス221㎏を挙上し日本記録を更新したパワービルダー。2023、2024年日本クラス別選手権90㎏以下級2位

取材・文:舟橋位於 大会写真:中原義史 トレーニング写真:舟橋賢 Web構成:中村聡美

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