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体質改善で1年後に−18kg「東洋医学は罰ではなく調和」【カラダを見立てる東洋医学ー特別編(後編)】

「体質改善」。よく耳にする言葉だが、一体どのようにして改善するのか?何をもって改善と言うのか?元Yoga&Fitness編集部員が、世間が決めた健康像や当たり前を疑い、体質改善を東洋医学の観点から深掘りしていく新シリーズ。読めば自分の身体に対する考えが180度変わるかもしれない。以降3回は特別編をお届け。

東洋医学と出合い、無理な食事制限や過度な運動をせずに、1年間で18kg減量したTomomiさん。前編では、「努力しているのに整わなかった時期」の話を書いた。では、東洋医学を実践していけば、すぐに身体は変わるのだろうか。実際、体質改善を始めた多くの人が、一度は「変化が見えない」と感じる時期を経験する。身体の中は変わっていると言われても、目に見える変化がなければ、不安になるだろう。後半は“変わらないように見えた時期”を、Tomomiさんがどのように乗り越えていったのかを伺った。

体質改善を始める前のTomomiさん

「東洋医学と出合って、体質改善を始めて、最初の数週間は“これで変わるかもしれない”という期待がありました。でも、1カ月くらい経っても、体重も見た目も劇的に変わらなかったんです。正直、『あれ?本当に合っているのかな?』って不安な時期もありました。東洋医学は“ゆっくり変わるもの”と頭では分かっていても、心はどうしても早い結果を求めてしまいます」

Tomomiさんも、最初から順調だったわけではなかった。不安になると数字や見た目など、わかりやすい指標を見たくなる。それでも「見る場所」を変えていくと、少しずつ、大切なことがわかってきたという。

YouTube登録者数10万人突破

「ある日ふと、朝起きたときの重だるさ、生理前のイライラ感、便の状態が変わっていることに気づきました。そのとき初めて、体重よりもこっちのほうが大事なのでは?と思えました」

外側の変化ばかりを追っていた頃には見えていなかった、小さな身体の感覚にも、少しずつ目が向くようになっていく。ずっと重たい状態に慣れていると、いつの間にか、“軽さ”を忘れてしまうことがある。身体が軽くなって初めて、「これがナチュラルな状態なのかもしれない」と気づくこともあるのだ。

「体質改善を始めてから3ヵ月くらい経った頃から、少しずつ変化を感じ始めました。でも、もともと完璧主義なところがあったので、“この食材はダメ!”“この時間は守らなきゃ!”“外食は避けなきゃ”って、理論通りにやろうとして苦しくなっていたんです」

旅行の写真

自分との約束を破ってしまったら、また前のように戻ってしまうのではないか、そんな焦燥感もあったのかもしれない。

「頑張りすぎている、これ以上無理かもしれないと思ったとき、はじめて“東洋医学は罰(罪悪感を感じるもの)ではなく調和”なのだと気づきました。完璧じゃなくていいと思えたのは、体質改善を始めて4〜5ヵ月頃だったと思います。今日はできなくてもいい。明日また整えればいい。甘いものを食べたらお茶を取り入れよう!みたいな感じですね。それが結果的に継続につながりました」

ヨガには、「アヒムサー(非暴力)」という考え方がある。これは、人を傷つけないという意味だけではなく、自分に対しても暴力的にならない、という意味も含まれている。無理をしすぎること。完璧を求め続けること。できない自分を責め続けること。それもまた、自分を追い込む力になってしまう。

東洋医学では、不調は突然現れるものではなく、小さな積み重ねとして現れると考える。それは整うときも同じ。ある日突然、別人のようになるわけではない。気づかないくらいの小さな変化が、少しずつ積み重なっていく。だからこそ、結果だけではなく、小さな声に気づいていけることも、体質改善では大切なのだと思う。

Tomomiさん

取材協力/監修 Tomomi
東洋医学・アーユルヴェーダ・心理学をベースにした独自の体質改善法を実践。自身も1年で−18kg、体脂肪率−10%を経験。その経験をもとに、これまで1000人以上の「心と身体の体質改善」をサポートしている。YouTube登録者数15万人以上。

松本みなみ

執筆:松本奈美(まつもと・みなみ)
元Yoga&Fitness編集部。退職後、ヨガ修行と一人旅を兼ねて約2カ月間インドで生活し、『WORLD PEACE YOGA SCHOOL 200 Hour Yoga Teacher Training』講座修了。現地でアーユルヴェーダや自然療法に触れる。
インド体験記やインド医師への取材によるナチュロパシー(自然療法)特集、インドネシアのモリンガ特集などを執筆。
2024年より体質改善分野の執筆・制作に携わり、2025年からは体質改善講師としても活動を開始。東洋医学(アーユルヴェーダや中医学)の視点をもとに、「自分に戻るための体質改善」をテーマに活動を行っている

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