「異動してすぐの頃は肩こりがひどかったですが、筋トレを始めてから改善されていきました」
そう語るのは、東京都・武蔵村山市民会館で開催された『サマースタイルアワード 2026 新人類 in SUMMER』(2026年7月20日開催)のビューティーフィットネスモデル部門で3位に輝いた岩下彩花(いわした・あやか / 28)さん。筋トレ歴は約2年。もともとはデスクワークによる肩こりを改善するために始めた筋トレだったが、続けるうちに身体だけでなく気持ちにも変化が生まれたという。
【写真】28歳・岩下彩花さんが鍛え上げた肩の筋肉や背中のバックポーズ

筋トレを始めたのは、勤めていた会社での経理職への異動がきっかけだった。デスクワークが増え、肩こりに悩まされるようになったという。
「経理に異動したばかりの頃は肩こりがひどくて。このまま整体に通い続けるのは良くないと思ってジムに通い始めました。でも1人では何をすればいいのか分からなくて、途中からパーソナルトレーニングに通うようになったんです。今では肩こりも改善して、整体に行く必要がなくなりました。整体に使っていたお金が、そのままジム代に変わった感じですね(笑)」
トレーナーの一言で初舞台へ
楽しみながら筋トレを続ける岩下さんに、新たな目標を与えたのがパーソナルトレーナーの言葉だった。今年2月に出場を決意すると、身体づくりのプランを立て、3月初旬から減量をスタートした。
「トレーナーさんから ”せっかく楽しく筋トレを続けているなら、目標を作ったらもっと楽しくなるよ” と言われて、大会もいいかもしれないと思いました。最初は減量と聞いて、YouTubeなどで見るように食事量をかなり減らすのかなと不安だったんです。でも実際はカロリーを大きく変えず、PFCバランスを考えながら進めることができました。無理に食事を削ることなく取り組めたのは良かったです」
大会へ向けて特に力を入れたのが肩のトレーニング。サイドレイズやアップライトロウなどを中心に、20回ほど反復できる重量で丁寧に刺激を入れてきた。
「肩は自分なりに頑張って鍛えてきた部位です。サイドレイズやアップライトロウをやり込みながら、新しい種目も教えてもらいました。ただ、大会で同じカテゴリーの選手を見ると、皆さん肩が丸くてすごくきれいで……。実際にステージに立ったからこそ、自分に足りない部分も分かりました」
筋トレで変わった身体と考え方
「筋トレをしている人って、ポジティブな人が多いなと感じています。私はもともとネガティブなほうだったのですが、筋トレを続けるうちに自分自身も少しずつポジティブ思考に変わっていきました。今回、大会に出たことで新しい目標や課題も見つかりました。初めてでしたが、本当に出場して良かったと思っています」
肩こりを改善するために始めた筋トレは、いつしか大会のステージに立つほど夢中になれるものへと変わった。整体通いが必要なくなるほどの身体の変化に加え、考え方も前向きになったという岩下さん。ボディメイクには身体を変える以上の効果が期待できそうだ。
用語解説
ビューティーフィットネスモデル(SSA):モノキニを着用し、単に細いだけでなく、女性らしい丸みとしなやかさを残した引き締まった身体が評価される部門
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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取材:池田光咲 撮影:高坂裕希
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