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コロナ禍を機に2年間肉体改造に奮起「人に会えない間に変わってビックリさせてやろうと思った」

西尾怜士選手コロナ禍で何か新しいことを始めた人は多いかもしれない。6月18日に開催されたマッスルゲート浜松で優勝した西尾怜士選手もその一人。本格的なウエイトトレーニングをコロナ禍で始めて肉体改造に成功。約2年で見事な筋肉美をつくりあげて、メンズフィジーク新人の部168cm以下級で優勝を果たした。ここでは、西尾選手にトレーニング法、栄養法を聞いた。

【写真】西尾怜士選手の見事な逆三角形ボディ

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

西尾怜士選手

西尾怜士選手

2020年4月ごろの本格的にトレーニングを始める前

──いつからトレーニングを始めましたか?
「学生時代ウエイトに触れる機会もありましたが、本格的にトレーニングを始めたのは2020年の3月頃からです。理由としては、コロナ禍で仕事が減り、暇な時間が出来たからです。また、人に会えない間に変わってビックリさせてやろうと思いました」

──現在のトレーニングについて教えてください。
「月曜から金曜の週5回で、月曜から胸・三頭→背中・ハム→二頭・カーフ→肩腹→脚(主に四頭)です。対象部位に負荷がかかる感覚があるか、毎回のトレーニングで、小さなことでも何かしら自己ベストを更新することを意識しています」

──自慢の部位はどこですか?
「大胸筋です。ベンチプレス、スミスインクラインベンチプレス、インクラインダンベルフライ、ペックフライ、ディップスです」

──トレーニングをしていて良かったことは何ですか?
「健康診断で中性脂肪の値が半分以下になったことです」

──トレーニングをしていて辛かったこととそれを乗り越えた方法を教えてください。
「最初はトレーニング自体楽しかったですが、今では恐怖や不安を抱くようになりました。ただそれ以上に体が変化していくことの楽しみが勝るようになり、時々身体の写真を撮っては後で見返して、ごくごく小さな変化を喜びに変えています」

──お仕事とトレーニングの両立について苦労、工夫していることは何ですか。
「1日の多くの時間を仕事に費やすので、時間効率を常に意識して睡眠時間は削らないようにしています。ジムの混雑する時間には行かないこと、一度の外出で全て完結すること、週末のミールプレップなどの工夫をしています」

──食事でこだわっていることは何ですか。
「飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の摂取バランスと、できるだけ固形食を摂ることです。サプリメントはグルタミンを小腸へのエネルギー供給とアンチカタボリックの目的で、マルチビタミンを免疫力向上の目的で摂っています」

──減量で意識していることがあれば教えてください。
「トレーニングではレップが落ちても重量は落とさないこと。食事ではやると決めたらやるというより、やらないと決めたことは徹底してやらないことです」

──次の目標を聞かせてください。
「各パーツのサイズアップです。今回の大会では、鶏胸肉を中心に減量を進めましたが、減量終盤に酷い便秘になり常に膨満感を抱えていたので、自分に合ったタンパク源や脂質量を探すことを次に生かしたいです。自律神経や腸内環境に視点を置いて、栄養や休養の取り方についても考えていきたいです」

──これから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「鈴木雅さんの解説は必見です!」

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