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最終予選のモノキニ女王に筋トレがもたらした嬉しい変化「じつは皮膚がただれるほどのアトピー肌でした」

“サマスタ”の愛称で知られる、人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」。その最終予選となる「ALL JAPAN QUALIFY」が11月12日(土)、埼玉県・三郷文化会館で開催された。モノキニビキニ着用で美しいボディラインを競うビューティーフィットネスモデル部門トールクラスの1位には、遠藤愛子選手(26)が輝いた。

【写真】モノキニ姿で美しいポージングを披露した遠藤愛子選手

表彰式で1位の順位が発表されると、ステージ上で嬉し涙を流しながら喜ぶ遠藤選手の姿があった。
「今年は横浜予選で3位、東海帝王で2位と一つずつ順位を上げていて、この最終予選でようやく念願の優勝を掴むことができました。いつもフィードバックで温かい言葉をくれた(金子)賢さんをはじめ、支えてくださった皆さんに感謝です」

2020年4月頃からダイエット目的でトレーニングを始めた遠藤選手は、ウォーキングを中心にスポーツジムに通うことを習慣化していったという。そこからウエイトトレーニングも取り入れるようになり、次第に身体が引き締まるとともに、お尻がキュっと上がる変化に喜びを感じ、「どうしたらこの身体を維持できるのだろう」と考えていた矢先、友人の影響でボディコンテストの存在を知ったのが出場への道を拓くきっかけだった。

今年でトレーニング歴3年目となる遠藤選手の姿からは想像することができないが、じつはアトピー体質で学生時代からその体質にはかなり苦労していたという。
「昔の写真を見るとアトピーで目が開かないほど、顔の皮膚がただれてしまっていました。そのため見た目に対するトラウマが強く、自分に自信を持つことができずコンプレックスの塊でした……。しかし、トレーニングを続けることで腸内環境が整った影響からか、驚くほどにアトピーが出なくなり、肌が綺麗になっていったんです。トレーニングをすることで、コンプレックスさえも払拭できるという自信にも繋がっていきました」

身体にも心にも良い変化をもたらしてくれたフィットネスに「出逢えて感謝している」という遠藤選手。さらには、コンテストに出場したことによって、それまで頑張ってきたことを評価してもらえる環境に一層、自己肯定感が高まっていったそうだ。

今回の最終予選でPRO契約(サマスタで良い成績を果たした選手のみ契約可能)も果たした遠藤選手は、いよいよ3日(土)に控えたサマスタトップ選手たちが全国各地から集うPRO戦に初めて挑むことになる。大会に向け、自身のSNSでは、「順位も大事だけど、自分をどれだけ魅せられるか。自分との闘い、残りの時間をどれだけ自分と向き合えるか。足りないところだらけなんだから、気にしても仕方ない!むしろ開き直ることにしました(笑)。今まで自分がやってきたこと、今できることを全てを出し切れるように。今年の集大成。初めてのPROステージ。当日は前を向いて、全力で楽しみきります」と意気込みを綴った。

取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:田中郁衣

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