フィットネススタジオ「SPICE UP FITNESS」の代表を務め、女性たちのフィットネス文化を変えるため多方面での活動を続けている岡部友さん。美尻や運動、フィットネスという印象が強い岡部さんですが、じつは“食”は運動よりもこだわりが強いと話す。この連載では岡部さんの”食”に対する考え方について紹介していきます。第5回目のテーマは、「体重に振り回されないメンタルの作り方」について。
体重は無視して良い！
体重は数字で分かるためダイエットの指標にはしやすいです。しかし、ダイエットに関して何も表していないっていうのが本当のところ……。体重とは、筋肉や脂肪、骨や髪の毛、さらには常在菌に至るまで含まれています。筋肉が減っているのか、それとも脂肪が減っているのかは全くもって測れません。
20歳を過ぎて、筋肉が減るような食生活や食べないダイエットなどをしていると、体重が減った理由は筋肉の減少である可能性が高いです。筋肉が減ってくると、身体が成長ホルモンの分泌を減らしていきます。成長ホルモンは大人になったら回復ホルモンと言われて成長するためでなく身体を回復させるために必要なホルモンです。
それがどんどん少なくなるということはこれは老化を意味します。要は体重が減り筋肉も減るということは、老化を意味するのです。そのため、体重計で体重を測るであれば、体重が減っていないことを確かめる意識を持って測るようにした方がいいと個人的には思っています。
そして、体重減少を目標にしたからといって何も変わらないし終わりはない。終わりがないことに毎日の体重で一喜一憂するのは勿体なすぎます！ということで、毎日の生活をもっと楽しく有意義にさせるための考え方を身につけていきましょう！
岡部友（おかべ・とも）
1985年12月6日生まれ、神奈川県出身。株式会社ヴィーナスジャパン代表取締役。分子整合栄養アドバイザー。高校卒業後、アメリカで運動生理学、解剖学を学び、フロリダ大学在学中に、プロアスリートに指導できるスポーツトレーナーが保持する資格NSCA-CSCSを取得。女性専門ジム「SPICE UP FITNESS」を東京、大阪、名古屋の5店舗で運営。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演し大きな反響を呼んだ。
IG：@tomo_fitness
