大会で優勝した選手は、減量中の食事をどのように工夫し、食べているのだろうか。8月2日(水)に開催されたマッスルゲート東京スポルテック大会で、メンズフィジーク172㎝以下級を制した大木康輔(おおき・こうすけ/28)選手は、ほぼカロリー0で格段に食事の味を変えられる「スパイス」でストレスの少ない減量を実現していた。
――筋トレを始めたきっかけとは?
「大学時代はキックボクシングをやっていたのですが、その引退後に何か身体を動かす事を続けたいと思い、筋トレを始めました。筋トレは扱える重量が伸びたり、身体つきの変化など成果が確認できるポイントが多く、始めて3カ月後くらいにはしっかりとハマってました(笑)」
――その後、なぜ競技を始めるに至ったのでしょうか?
「トレーニングで身体の変化を感じ始めた頃、『何か形として残したい!』と思いました。その時にYouTubeやSNSでフィジーク選手の発信を見て、私もこのカテゴリーに挑戦してみたいと思い立ちました」
――大木選手が筋トレを始めてから、精神的に変化したと思う点はありますか?
「初めての大会に向けての減量では、仕事上のお付き合いの関係などでなかなか計画通りの行動が取れずにストレスとなっていましたが、大会の回数を重ねていくうちに良い意味で割り切る癖がつくようになりました。ストレスコントロールが上手になった気がします!」
――ところで、大木選手は何か趣味をお持ちでしょうか?
「スパイス集めが趣味です!減量中のマンネリを防ぐために美味しいスパイスを探してました」
――なぜスパイス集めに熱中されたのですか?
「ストレス対策や自分のご機嫌を取るために、時間がある時は少し手間をかけて料理をしていたのですが、時間のない時でも一手間で普段のご飯を美味しくしたいと思った時に出会ったのがスパイスです。PFCにあまり影響せず、組み合わせ次第で味に幅が出ますし、最近ブームになっている調合スパイスなどを使うと振りかけるだけでおいしくなります!」
――スパイスが減量にかなり役立っているのですね。大木選手が思う、減量におすすめのスパイスを紹介して下さい。
「フィッシャーマンズスパイス(レッド)というスパイスが、ヘルシー食材をBBQ味のようなガツンとした味にし、食事の満足度を高めてくれるのでおすすめです!」
――最後に、大木選手の今後の競技での目標は?
「ゴールドジムJAPAN CUPで優勝を目指します!来年はJBBFにも挑戦していきたいです! 今回の大会で私よりもサイズの大きい選手や仕上がりがハードな選手を見て、まだまだ成長させなければと思う点が見えたので、さらにモチベーションが上がりました!」
取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介