美しい立ち姿を保つために重要な役割を担っている肩甲骨と骨盤。しかしその周辺の筋肉に柔軟性が失われると、肩甲骨と骨盤も影響を受けて位置が乱れ、姿勢も崩れてしまいがちです。
今回は正しく美しい姿勢を保つため、筋肉にアプローチして柔軟性を保つ方法をご紹介。人の手によらず、自己管理で綺麗な立ち姿を保ちましょう。
肩甲骨と骨盤周りを調整しよう
日常生活やトレーニングの中で、どうしても動きにはクセがあって、動きやすい筋肉と動きにくい筋肉とができてしまいます。あまり動かさない筋肉は、よく動かす筋肉に比べると硬くなったり、縮まったりしてしまいがちです。筋肉は必ず骨と骨に繋がっているので、筋肉が縮まると骨が引っ張られ、その影響を1番受けやすいのが骨盤だったりします。骨盤矯正というものも世に溢れていますが、骨をどうこうするのではなく、骨盤周りの筋肉の柔軟性を高めて、本来の位置に座らせるということです。今回は周辺の筋肉を緩めることで、骨盤と肩甲骨を本来の正しい位置に戻すという考え方で行っていきます。
まずは練習
①足を平行に、肩幅よりやや開いて立ち、両手を上に上げる。
少しカカトを上げ、顔を上にして息を吸っていく。
②一気に力を抜いて息を吐きながらダウン。
③そこからロールアップして、
④頭と手が最後に元へ戻る。
これを3回ほど繰り返す。
肩甲骨周辺の調整法①
①足を広げて立ち、右手を頭上に上げ、
②息を吐きながら右手を引っ張られるように遠くへ伸ばす。
③右手が引っ張られている意識を持ったまま、息を吸いながら手を戻す。
左右で3回ぐらいずつ繰り返す。
教えてくれたのは…生尾美作子
大阪府出身。1995年に宝塚音楽学校へ入学し、97年には宝塚歌劇団星組に入団。男役・拓麻早希としてドイツ・ベルリン公演や、日中国交正常化30周年中国公演など、出演は1000公演を超える。2002年に退団し、マッスルミュージカルや劇団☆新感線の舞台、テレビなどで活躍。2005年からは女性専用フィットネス ButterflyLifeを立ち上げ、東京・目白椿の坂スタジオでダンス講師も担当している。
取材・文_長谷川亮 撮影_ AP,inc.
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