テレビ朝日「超人女子」に出演し、「美しすぎるボディビルダー」として話題となった"まいティ"こと田上舞子さん。2020年12月7日に発売された女性のためのトレーニング応援マガジン『Woman’sSHAPE Vol.21』で表紙を務めたことでも話題となっている。その中で掲載されたロングインタビューをFITNESSLOVEで、3回に分けてお届けします。1回目の今回は、「じつはずっと運動嫌いだった」という田上さんがフィットネスに目覚めたきっかけについてです。
Instagramのフォロワーは20万超え!引き締まったボディとまぶしい笑顔で女性トレーニーの憧れの存在でもある田上さん。でも「ジム通いに何度も挫折してコンプレックスの塊だった」という意外すぎる過去が…?トレーニングで人生が変わったという彼女のライフストーリーとは――。
文 藤村幸代 撮影 Ap,Inc.
──さまざまなメディアで引っ張りだこの田上さんですが、意外にも本誌は初登場となります。
田上 すごくうれしいです! 私は5年前から本格的にトレーニングを始めたのですが、その当時から知っていて、ずっと見ていた雑誌なので、お話をいただいたときはシンプルに「うれしい!」って返信してしまいました(笑)。
──田上さんのフィットネスライフを知りたい方がたくさんいると思うので、今日はいろいろと伺わせてください。SNSを拝見すると、今年は沖縄に長期滞在されていたようですね。
田上 はい。もともと沖縄が大好きで、沖縄で生活をしてみたいなと思っていたんですが、今年はコロナの影響で都内近郊のジムがなかなか使えなかったりもしたので、思いきって沖縄に。県をまたぐ移動がOKになった6月半ばから10月半ばくらいまで行っていました。
──10月には石垣島でフィットネスとビーチクリーンを組み合わせたイベントも主催しています。
田上 沖縄で生活しながら、いろいろなビーチに行くようになると、意外とゴミが落ちていることに気づいて、いま自分ができることがあるとしたらこういう活動かもしれないと思って企画しました。フィットネスをやっている人でビーチクリーンは初めてという人、その逆で海に関心はあるけど身体を動かしたことがない人、どちらにも楽しんでいただけるようなイベントを、これからも企画していきたいと思います。
──海は昔から好きでしたか?
田上 海外旅行をきっかけに好きになりましたが、フィットネスを始めていなかったら、ここまで海や環境に関心はいっていなかったと思います。私はフィットネスを始めて本当に人生が変わって。今はフィットネスなしの生活なんて想像もつかないです。
──大学は意外にも工業系。いわゆる「リケジョ(理系女子)」だったそうですね。
田上 もともと化学が大好きで、芝浦工業大学の工学部応用化学科に進みました。将来は化粧品業界か研究職につきたいと思っていたんです。でも、私は性格が大雑把なので、教授にも「研究職は向いていないよ」と早々に言われまして(笑)。ただ、本当に行ってよかったなと思うのは、やっぱり理系思考になるので、筋トレもエビデンスに基づいていないと納得しないようなところがあるんですよね。「これはなぜ?」という考え方は筋トレにも通じる。そういう考え方が身についたのはすごくよかったと思います。
──一方で、身体を動かすことも昔から得意でしたか?
田上 いえいえ! じつは私、ずっと運動が大嫌いだったんです。
──本当ですか? 健康的な今の姿、生き方からは想像できません!
田上 これは運動嫌いの方にぜひ知ってもらいたいのですが、私は5分歩くのもイヤ!という人間だったんです。それこそ、走ったりするぐらいなら食べないほうがましだと思っていたくらい(苦笑)。でも、大人になってお酒も飲むようになると、そんなに食べていないのに太ってしまうようになり、体脂肪もどんどん増えて、脱いだらムチムチという身体になってしまいました。
──そんな田上さんがフィットネスに目覚めたきっかけは? ぜひ知りたいです。
田上 私は大学を卒業しても、すぐには就職しなかったんですね。自分のやりたいことを見つけるために、少し時間を置こうと。それで、アルバイトでお金を貯めて、英語の勉強を兼ねて海外にたまに行ったりしていましたが、1ヵ月間ぐらいニューヨークにいたとき、「運動」というものに対してカルチャーショックというか、すごく刺激をもらったんです。
──日本とは運動のとらえ方、取り組み方が違っていた?
田上 はい。当時の私はすごくそれを感じました。アメリカでは、朝のジョギングやジム通いを皆さん当たり前のようにやっていたり、公園でもベビーカーに赤ちゃんを乗せて走っている人がいたり。
──生活の中に自然と運動をとり入れていたんですね。たしかに、当時の日本ではあまり見かけない光景だったかもしれません。
田上 今はインスタなどで海外の方のフィットネス情報がたくさん入ってきますが、当時はあまりなかったので、公園で実際にそうした風景を見たときは刺激を受けました。それに、向こうの方は痩せていても脂肪が乗っていても関係なく、フィットネスをやっている方は自信にあふれているんですよね。それまでの私は、ただ痩せていればいいと思っていたけれど、そうじゃないんだと考え方が変わったし、それってすごく素敵だなと思ったんですね。それで、私も真似して走ってみようかなと。
──すぐにトレーニングにもハマっていったのですか?
田上 いえ、最初はハワイなどの海外旅行のときに、ビジターでジムに行ったりするぐらいでした。でも、────
▶続き【ロングインタビュー掲載②】でお楽しみください。
田上 舞子(たのうえ まいこ)
1988年1月20日、福岡県出身。理系大学を卒業後OLとして働くが、トレーニングの楽しさを知りパーソナルトレーナに転身。その後、テレビ朝日「超人女子」に出演し、美しすぎるボディビルダーとして話題となる。2019年には東京ボディビル・フィットネス選手権大会でビキニフィトネス35歳以下級で初優勝。現在は、パーソナルトレーナーだけでなく、YoutubeやInstagramでフィットネスインフルエンサーとしても活動中。愛称は「まいティ」。
-コンテスト
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