マッスルゲート選手 コンテスト

「おばさん体型になったね」の一言を力に! クリニック勤務の48歳、コンテスト初挑戦で2大会連続優勝

78日に開催された『マッスルゲート東京スポルテック大会』。ボディフィットネス一般の部で優勝を手にしたのは、高橋奈緒(たかはし・なお/48)さん。クリニックで勤務する傍ら、今年から挑戦したボディフィットネスで2大会連続優勝という結果を掴んだ。

【写真】自慢の脚をステージでアピールする高橋奈緒さん

現在はステージで堂々と鍛え上げた身体を披露する高橋さんだが、ボディメイクを始める前は、自身の体型に悩んでいたという。

「コロナ禍で運動不足になり、中年太りが気になってダイエットを始めた頃、家族から『おばさん体型になったね』と言われました。何気ない一言だったのかもしれませんが、とても悔しくて。でも、その言葉が『変わりたい』と思うきっかけになりました」

筋トレを始めたきっかけは、健康維持と体力づくりだった。

「続けるうちに身体が変わる楽しさを知り、もっと理想の身体を目指したいと思うようになりました」

大会へ向けては、特に脚づくりに力を入れたという。

「脚がなかなか絞れなくて、最後まで悩みながら調整していました。レッグエクステンションを重点的に行い、少しでもむくみが取れるよう毎日ストレッチやマッサージ、湯船に浸かることも心掛けていました」

さらに、ボディフィットネス初挑戦ならではの課題にも向き合った。

「ヒールを履いて歩くことにも慣れていなかったので、ウォーキングは繰り返し練習しました。ポージングも毎日練習し、本番でも落ち着いていつも通りの動きができるよう、再現性を意識して取り組みました」

「頑張り過ぎ」が招いた失敗から学んだこと

一方で、ボディメイクでは失敗も経験してきた。

「以前は頑張れば頑張るほど結果が出ると思い込み、食事を減らし過ぎたり、有酸素運動をやり過ぎたりして筋肉まで落としてしまいました。その経験から、食事とトレーニングのバランスが何より大切だと学びました」

本格的な減量も今回が初めてだったという。

「『本当に目標の体重まで仕上がるのかな』『大会までに間に合わないかもしれない』と焦る時期もありました。それでも最後まで諦めずに取り組み、納得できるコンディションで大会を迎えることができました」

食事は高たんぱく・低脂質を基本に、炭水化物はトレーニング量や身体の状態に合わせて調整。たんぱく質は鶏胸肉や魚、卵を中心に、主食は白米やかぼちゃ、時にはじゃがいもも取り入れながら身体を仕上げていった。

「毎日が試行錯誤でしたが、『この食材はお腹が張りやすい』など、自分の身体の反応を知ることができたのは大きな収穫でした。この経験を今後のボディメイクにも生かしていきたいです」

今年から挑戦したボディフィットネスで、2大会連続優勝という結果を掴んだ高橋さん。しかし、本人は現状に満足していない。

「自分自身が一番驚いていますし、本当にうれしいです。でも、ここがゴールではなく新たなスタートです。まだ理想の身体には届いていないので、大会後にトレーナーさんからいただいたフィードバックをもとにトレーニングメニューを見直し、弱点部位を強化して、より立体感のある身体を目指したいです」

さらに、今回の減量で見つかった課題についても語ってくれた。

「上半身の筋肉が思っていた以上に細くなってしまったことが反省点です。次回は筋肉をできるだけ維持しながら減量できるよう、食事やトレーニングについてさらに学び、より完成度の高い身体づくりに取り組みたいと思います」

最後に、読者へこんなメッセージを送ってくれた。

「ボディメイクは年齢や経験に関係なく、始めたいと思ったその日がスタートラインだと思っています。私自身も毎日試行錯誤していますが、小さな積み重ねが必ず結果につながると信じています。これからも挑戦する気持ちを忘れず、『私もやってみよう』と思っていただける存在になれたらうれしいです」

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究中。

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取材:佐藤佑樹 撮影:中島康介

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