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精力増強だけじゃない!「マカ」が筋トレと脂肪燃焼の最強パートナーと呼ばれる科学的根拠

トレーニングの質を高める身近な味方「カフェイン」。そして、その効果をさらにブーストし、弱点をも補う理想の組み合わせが存在した。それが、古来より重宝されてきたハーブ「マカ」だ。本稿では、カフェインの脂肪分解作用と、マカ特有の成分がもたらす「幸福感(アナンダミド)」の科学的メカニズムを徹底解剖。ジムとビジネスのパフォーマンスを劇的に変える、新時代のボディメイクコーヒーの可能性に迫る。

文:舟橋位於 撮影:岡暁 Web構成:中村聡美

サプリメントマスター・桑原弘樹
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マカ入りコーヒー開発者・山根雄子

マカ入りコーヒー開発のきっかけ

━━ワイルドライフコーヒーは、コーヒーの風味を損なうことなくマカを入れ込んだ商品です。どういうきっかけでこのコーヒーは生まれたのでしょうか。

山根 2年くらい前のことです。最近、日本では疲れている方が多いなと思っていました。昔は「24時間働けますか」というCMがあり、それがビジネスマンにとっては当たり前のような時代でした。もちろん今はNGな考え方ですけど、それを抜きにしても確かに疲れている方が多いと感じます。
そこで、普段から飲む人が多いコーヒーでビジネスパフォーマンスを上げられれば良いなという発想に至りました。マカは昔からあるものですし、漢方に近いような安心感もあります。古来から飲まれてきたものである点が良いと思い、コーヒーに組み合わせることを思いつきました。

マカという植物の特徴

━━ボディメイクに対して、マカはどのような効能をもたらす可能性がありますか。

桑原 植物が作る化学物質の中には、ヒトにとっても有益な効能を示すものがあり、これらはファイトケミカルと呼ばれます。マカもざっくり言うと、こういった効能を持つハーブの一種なんです。
マカと聞くと「男性のためのもの」と思う方も多いと思います。これは実は、日本に最初にマカが入ってきた際の売り出し方に原因があるんです。「精力増強」・「中高年向け」というキャッチが主流だと思いますが、マカが本来持つ力はそれだけではありません。
マカの効能として、CBD(カンナビジオール)と非常に似たものがあります。CBDは大麻草から抽出される安全な成分で、睡眠・免疫・情動などに作用します。マカはアプローチの仕方は違いますが、CBDと同じように機能して、「疲労回復」や「スタミナ増強」に役立ちます。これらはマカに対する聞き慣れた表現かもしれませんが、実は、なぜそうなるのかということも科学的に分かってきているんです。昔からあるものではありますが、こうして改めて見てみると、面白い機能のある素材だと言えそうです。

幸せ感をつくる「アナンダミド」

桑原 長距離を走るランナーが経験する「ランナーズハイ」ってありますよね。このような気分の高揚は、走ることに限らず、水泳だったり勉強だったり、トレーニングだったりでも起こります。
心地良さの原因は、昔はベータエンドルフィンだと言われていました。脳内にベータエンドルフィンが充満して心地良さが生まれるということですね。ところが、このベータエンドルフィンは31個のアミノ酸からできていて、比較的分子量が大きい。そのため、脳にある血液脳関門を通り抜けることが実際は難しいんです。
それを踏まえてさらに調べていくと、どうやら「アナンダミド」という物質が、「幸せ感」につながっているのではないかと分かりました。アナンダミドは脂質由来の神経伝達物質で、脳の中にスッと入ることができますが、分解されやすい特徴もあります。そこでマカの出番です。マカにだけ含まれる「マカミド」という成分があるんですけど、これがアナンダミドを分解する酵素をブロックします。結果として、アナンダミドが壊されにくくなるというわけです。
マカにはマカミドだけではなく、アミノ酸・ビタミン・ミネラル・脂質に加え、その他のマカ特有の成分も含まれています。自然が生んだ究極の「配合の妙」だと僕は思いますね。

カフェインとマカの合わせ技

━━コーヒーにも含まれるカフェインはどのようにしてトレーニングに効いてきますか。

桑原 カフェインが持つ主な3つの効能として、鎮痛・覚醒・脂肪分解があります。これらの効能は全て、脳内のアデノシンという物質で説明されます。脳内でアデノシンが増え、アデノシン受容体に結合することで、「疲れているよ。休みなさい」という信号が出るんですね。カフェインはこの受容体に作用して、アデノシンが受容体に結合できないようにします。結果として疲労が伝わらなくなり、鎮痛・覚醒・脂肪分解へとつながっていくわけです。
ここで問題となるのが、カフェインが切れたときです。カフェインがなくなると、たまっていたアデノシンが受容体に結合して、一気に疲労を感じることがあります。しかし、マカにはこのときの疲労感を軽減する役割もあるんじゃないかと思います。
カフェインがなくなったときに、一気に疲れないようにマカが脳内でサポートしてくれる。偶然なのか計算し尽くされた配合なのかは分かりませんが、コーヒーにマカを入れるという発想はすごいと思います。

カフェインと脂肪分解

桑原 ボディメイクで役立つ効能としては、やはり脂肪分解があるでしょう。カフェインはアデノシンの働きを抑える一方で、覚醒に関わる物質であるドーパミンやノルアドレナリンを増やします。ノルアドレナリンがベータ3受容体にはまって伝達が進むと、最後に脂肪分解酵素が活性化されます。同じような効果は、筋トレ自体でも得られますね。

こんな方に飲んでもらいたい

━━商品を試した方の反応はいかがでしょうか。

山根 仕事でも朝からすっきり動けるというものや、朝の目覚めがすっきりするという声を頂いています。ワイルドライフコーヒーには、マカだけでなく、高麗人参・トンカットアリ・カンカなどが含まれます。「少しだけ入っていても意味がない」との思いから、開発では味より先に配合量を重視しました。成分をしっかり入れてから味を整えたところがこだわりです。

桑原 同じように商品を作っていた立場からすると、これだけの配合量にもかかわらず、コーヒーという嗜好品の味を損ねていないところが驚きです。
ハーブに由来する成分には即効性がないので、効果を実感するにはしばらく飲み続ける必要があります。その点、このワイルドライフコーヒーならば、日常生活に取り入れて継続することが容易です。味もおいしいので、生活の一部として飲み続けている間に効果を実感できるかもしれませんね。

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