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「自分次第で未来は変えられる」受験生の息子に証明するためにシングルマザーが挑んだ!【マッスル】

10月30日(土)に静岡県富士市で、ボディコンテストの″登竜門”『マッスルゲート静岡』が行われた。今大会もエントリー総数は348名と大きな盛り上がりを見せた。自動車学校の教習指導員の小川ひとみ選手がビキニ35歳以上160㎝超級で優勝。シングルマザーだという小川選手は、仕事ばかりで息子とはなかなか時間を作ることができなかった。そんな息子も今年は受験生。今大会では「努力すれば報われる」「自分次第で未来は変えられる」ということを息子に証明するために挑んだそう。トレーニングのこだわりなど13の質問に答えてもらった。また、カッコいい大会写真も公開する。

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【画像】小川ひとみ選手のバックポーズを含む大会写真

取材:FITNESS LOVE編集部 写真:中島康介

小川ひとみ選手

トレーニングをはじめたきっかけ

元々仕事関係で、バイクの競技に出ておりました。教習指導員の指導力を高め、安全を競う「全国教習指導員安全運転競技大会」という競技に出るにあたって、体幹を鍛えようとトレーニングを始めたのがきっかけでした。
大会出場1年目は入賞あと1歩手前の7位、「浜名湖カップ」という男女混合の大会では3位という結果でしたが、会社の事情により練習できる環境がなくなってしまい、翌年から大会に出場することを断念せざるを得なくなりました。

なぜマッスルゲートに出場したのか

2年前、知り合いがコンテストに出場することになり、応援しに行ったときにビキニのカテゴリーを観て、衝撃を受けました。会社などのしがらみがなく、自分の身一つ、努力次第で結果が出せるこの競技にどっぷりハマっていきました。特にラグーナテンボスで開催されるマッスルゲート愛知では、青空のステージの元で開催されるということで、ぜひ参加したい思い、県を跨いで出場するも、2位という結果に終わりました。
その後、地元で開催される静岡大会では絶対に優勝したい!という気持ちでリベンジし、念願の優勝を勝ち取ることができました。

学生時代にやっていたスポーツ

剣道部に所属しており、カーフや握力は自信があり、よくカーフは褒められます(笑)。

現在の職業

現在は自動車学校の教習指導員をやっております(現在10年目)。
トレーニングとは全く無縁で、常に座って教習をしているので、制服のズボンがきつくなり、サイズアップを避けるためもトレーニングを始めたきっかけのもきっかけのひとつです。今では、職場の人も影響を受けて、トレーニングを始める人が増えました!

お仕事との両立

どうしても仕事終わりが20時半なので、そこからトレーニングを開始し帰宅が23時頃と大変ですが、始まりと終わりの時間がキッチリ決まっているので、週5日のトレーニングを定期的に行えており、会社の方も競技に対しては好意的なので、恵まれた環境でトレーニングが行えています。

ご家族の反応

家族も反対することもなく、大会で結果を出したときには喜んでくれました。今年初めて出場しましたが、毎回応援にきてくれたりします。
ずっとシングルマザーで今まで仕事ばかりの日々だったため、あまり息子と一緒にいてあげることができなかったのですが、私の仕事をしている姿やコンテストで優勝する姿を今年大学受験の息子に見てもらい、「努力すれば必ず報われる!」「自分次第で未来は変えられる!」ことを見てほしいという気持ちで、絶対に優勝したいと思入れのある大会でした。その大会で、息子の前で優勝できてほんとに嬉しかったです。

トレーニングメニュー

胸、背中、肩、脚をローテーションで週5回行っています。

コンテストに向けてのトレーニングメニューは、基本のベースはいつものローテーションと同じですが、コンテスト前は、午前中にトレーニングをしお昼を食べた後はポージング練習。そして間食を食べた後に有酸素運動と、1日に3回ジムに通いほぼ1日ジムにいる生活を送っていました。

トレーニングをしていてつらかったこととそれを乗り越えた方法

甘いものが好きなのですが、家族のお誕生日のときやイベントのとき、ケーキが食べられなかったことです。
「今の一瞬一瞬を我慢したら、きっといい結果が出せる!」「絶対何キロまで痩せる!」という強い気持ちと目標設定をすることで、乗り越えました。

トレーニングをしていて良かったこと

ジムなどで、知らない方にも話しかけてもらえたり、ジムやコンテストなどで、同じ目標を持った知り合いが増えました!

トレーニングでこだわっていること

1年目、2年目、3年目…とその時その時でしか味わえない今の気持ちや、感じたことなどをなるべくインスタなどで残すようにしています。
前には分からなかったことも、1年後にはちゃんと効かせたい部分に効かせることができるようになったり、自分は人よりも成長が遅いタイプだと思うので、なるべく記録に残すようにしています。
小さなことでもできるようになったことをモチベーションにし、なるべくいつも平常心で、同じテンションでトレーニングができるよう、日々の生活も安定した生活が送れるよう意識して過ごしています。

食事でこだわっていること

自分はすぐ太ってしまうタイプなので、なるべく脂質をカット(全体の2割以下)をし、毎日4食自炊で仕事にはお弁当を2つ持って出勤しています。外食はほぼしません。甘いものが食べたくなったら、自分で砂糖を使わないあんこを作ったり、1週間に一度は好きな物を食べていいなど、自分でルールを作り、減量を乗り越えました。

コンテストに出て良かったこと

コンテストに出るまでの減量中は、「もう二度とこんなつらい減量したくない!」と思うこともしばしばありましたが、コンテスト当日は、みんなキラキラしていて、同じ志を持った仲間とすごく仲良くなり、今でも連絡を取ったり、その繋がりができることがとても楽しいです。
いろんな方が応援してくれて、ステージに立つとつらかったことが一瞬で消えて、最高に楽しい時間に変わります。ほんとに頑張ってよかったと思える瞬間です。

今後の大会での目標

今後は、ジャパンカップやJBBFのオールジャパンにも出場し、肩を並べるくらいまでさらに身体を仕上げていきたいと思っています。ビキニ選手らしい身体に仕上げたいです。

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