「自分自身楽しくやりたい」筋肉スポーツアドベンチャーがここに誕生
2月13日(日)、神奈川・川崎のカルッツかわさきにてマッスルゲート神奈川が行われた。本大会は、国内で開催される主要大会の中でも最初の大会となり、新人クラスから経験者クラスまで、幅広い出場者が並んだ。
今大会において、ステージ上で一際笑顔でポージングをとり、確実に好印象を与えた男がいた。その名は宇野恭平。元キックボクサーでありトレーナーだ。宇野選手は約1年半前からウエイトトレーニングを開始。今回ボディビル競技を始めた理由は『チャレンジしたい』という気持ちから。
「マッスルゲートは間口が広く、出場しやすいというところが決め手でした。もともと格闘技ををやっていたんですが、引退して仕事を始めたら太ってしまって、自信を失ってしまったんです。それを取り戻すためにどうしたら良いのかと考えていたら、身体を動かすことだと考えつきました」
【写真】キックボクサーから転身!?かっこいい身体を追求する宇野恭平選手の肉体美
ということは、格闘技を再び始めると予想したが、宇野選手の口からは意外な言葉が飛び出した。
「格闘技をやろうとは思わず、かっこいい身体を作りたいと思いました」
そう語った宇野選手は、今回ボディビル、クラシックフィジーク、メンズフィジークと3カテゴリー5クラスに出場した。かっこいい身体を求めるべく行き着いた先がマッスルゲートというものだった。
「出場してみて、私はボディビルに心引かれました。ただ、ボディビルだけに留まらず、今後も何かのカテゴリーに挑戦してみたいと考えています」
宇野選手はボディビルのフリーポーズにおいて、アイドルソングとポージングを融合させた、また、独創性のある楽しいポージングを披露し、会場の拍手を集めたのだった。
「自分自身楽しくやりたいなと思ったのが始まりです。単に静かなフリーポーズをとって終わってしまうより、一人違う動きをしている、知っている曲を使っている選手がいたら、みなさんも楽しんでいただけるのかなと思いました。結果、自分もすごく楽しむことができました。しかし、フリはほとんど忘れてしまい、ステージ上では即興でポーズをとりました(笑)」
最近は、66kmを走り抜ける『トレイルラン』にも挑戦したり、フリーダイビングにも興味を持つなど、様々な競技に挑戦していきたいと宇野選手は語る。
彼の果たしなき挑戦は、ここから本格的にスタートしたのかもしれない。
取材・文・撮影:FITNESS LOVE編集部
次ページ:独創性のある楽しいポージングを披露した宇野恭平選手
初心者の登竜門として2017年から全国各地で行われている『マッスルゲート』の各地方大会の上位入賞者たちが集結する『ゴールドジムジャパンカップ』が、2021年11月27日(土)、28日(日)と2日間にわたり開催された。ここではメンズフィジーク176cm以下級8位となった安藤広大選手に...
初心者の登竜門として2017年から全国各地で行われている『マッスルゲート』の、2021年の各地方大会の上位入賞者たちが集結する『ゴールドジムジャパンカップ』が、2021年11月27日(土)、28日(日)と2日間にわたり新宿住友ビル三角広場にて開催された。今回はメンズフィジーク172㎝以下級...

