2月23日(水・祝)、東京・北とぴあで「マッスルゲート関東新人戦」が開催された。マッスルゲートは“誰でも参加できる”ボディコンテストの登竜門として、多くのトレーニー達が日頃のトレーニングの成果を披露している。今回はそのマッスルゲートでの人気カテゴリー『ウーマンズレギンス』に出場し、新人の部163㎝超級で見事優勝を果たした永井彩華選手をご紹介。今まで運動経験はなかったという永井選手ですが、長身を生かしたカッコいい美脚ボディを作り上げた。ここでは、その美脚ボディを作り上げた方法を聞いていこう。
マッスルゲート関東新人戦
ウーマンズレギンス 新人の部163cm超級優勝
永井彩華選手
――まずはトレーニングを始めたきっかけから教えてください。
「学生時代から体育以外の運動歴がなく、将来は寝たきりになる恐怖を抱き、20代最後にやり残したこととして『健康管理』を始めることを決意しました」
――いつからトレーニングを始めましたか?
「2019年10月から3か月間週2でダイエット系のパーソナルジムに通い始め、その後2020年1月からゴールドジムに移り現在に至ります」
――トレーニングはどのように行っていますか?
「基本的に毎日通い、2021年からは4分割(胸・背・脚・肩)です。それまでは肩を分散させて3分割でした。仕事を20時までに終業できなければオフにしています」
――トレーニング中に意識していることはありますか?
「目的に忠実であることです。重量にこだわる日、実験する日、可動域を大事にする日などその日の目標を決めてから取り組みます」
――自慢の部位とそのトレーニングを教えてください。
「背中の広がり。背中にはコンプレックスがあるせいか、丁寧にトレーニングしてしていたお陰かもしれません」
――トレーニングをしていて良かったことは何ですか?
「コロナ禍でのリモート生活を充実させてくれて、精神的に強く乗り越えることができました」
――トレーニングをしていて辛かったこととそれを乗り越えた方法を教えてください。
「辛いことは特にないのですが、出社していたころにお弁当を同僚にイジられました(笑)」
――普段から食事でこだわっていることなどはありますか?
「好きなものを食べたいときに食べています。わたしの父は難病で、食事を自ら取れず、亡くなるまでの最期の数年間は流動食生活でした。競技選手としての減量期間中は仕方がないですが、普段は食べれることへの感謝と幸せを噛みしめています」
――摂っているサプリメントを教えてください
「家族背景から、サプリメントや医薬品への精神的抵抗があるので、一般的なものを常備し、必要なときにのみ摂取しています。プロテイン、BCAA、CCD、クレアチン、マルチビタミン、ビタミンCです」
――減量やバルクアップで意識していることはありますか?
「身体との対話を大事にし、目的と天秤に掛けます。また、食べるのが大好きなので、意識せずともバルクアップしてしまいます(笑)」
――大会に出場するようになって周囲からの反響はありましたか?
「前向きな応援のメッセージを家族、友人や同僚から多くいただき、初めてのステップを後押ししてくれたことに感謝しています」
――ずばり次の目標は?
「2022年ゴールドジムジャパンカップに出たいです」
取材・文:FITNESSLOVE編集部 写真:中島康介