「愛妻に褒められる」と、49歳で筋トレに目覚めたイケおじパワーリフター

4月24日(日)、第46回東京マスターズパワーリフティング選手権大会がゴールドジム東陽町スーパーセンターにて行われた。「50代が目前になって『楽しいシニア期を過ごすためには何が必要か? 今から何をすべきか?』」と、49歳になって突然奮起。そしてパワーリフティングに取り組み始めたのが、今大会男子66kg級・マスターズ(M)2クラスで3位入賞を果たした宮池隆選手だった。

男子66kg級・M2クラス3位 宮池 隆選手(記録:スクワット137.5kg、ベンチプレス92.5kg、デッドリフト170kg、トータル400kg)

ーー3位入賞お疲れ様でした。今回はどのような試技になりましたか?
宮池 接戦が予想されたので、メダル獲得を目標に試技重量を組み立て、結果3位を獲得できたこと。そしてトータル400kgを達成できたこと。また、スクワット、デッドリフト、トータルで自己記録を更新できたことは、9試技全部成功できたことが良かったです。
逆にスクワットの試技がひどかったこと(挙がったけど体の動きが破滅的)と、メダル獲得を優先したので限界重量にチャレンジできなかったことが良くなかった点となりました。私の感覚的には、もうプラス10kgくらいはいけたかもしれません。
ーー宮池選手がトレーニングをはじめたきっかけは?
宮池 49歳のときでした。50代目前がになって考えた「楽しいシニア期を過ごすためには何が必要か? 今から何をすべきか?」ことがきっかけです。お金は?…、今から必死に働いても出世するわけもなし。所詮はサラリーマン、自分の努力だけでは如何ともし難いことばかりで却下。時間?…、どんなに頑張っても1日24時間以上にはならない…、違う。健康?(気力、体力)健康は全て自分次第。お金と時間があっても、気力、体力がなければ始まらない! これだ! 決定!と筋トレを開始したんです。
ーーでは、パワーリフティングをはじめたきっかけは?
宮池 51歳のときです。筋トレを始めて約2年。ここで疑問に感じたのが「オレオレ、ベンチ100詐欺」。筋トレで多くの人が目指すベンチプレス100kg。「オレ、ベンチ100」を自称する人は多いが…。過去の自分もその一人ですが(笑)。その実態はというと…。ケツ上げ、胸バウンド、腕ちょこっとだけ曲げなどなど。それって、どーなのよ?との疑問を持ちました。
「ベンチプレス100kg」を正式に認めてもらえる方法はないものか?とググって見つけたのがパワーリフティングなる競技だったんです。日々の筋トレの成果を正式な記録として残したく、パワーリフティングを始めました。
ーー宮池選手の普段の練習法を教えてください。
宮池 基本は月・水・金の週3日でBIG3中心です。月曜:SQ(スクワット)。メインセット5rep×3set+補助種目2つ、BPとDLはフォームチェックのみです。水曜:BP(ベンチプレス)。メインセット5rep×3set+補助種目2つ、SQとDLはフォームチェックのみ。水曜:DL(デッドリフト)。メインセット5rep×1set+補助種目2つ、SQとBPはフォームチェックのみという感じです。
ーーパワーリフティングをしていて良かったことは?
宮池 50歳を過ぎても人間は成長できることへの喜びを感じられています。また、健康診断の結果が劇的に改善されました。あと、愛妻が褒めてくれるんです!
ーーパワーリフティング競技をしていて直面した苦労とそれを乗り越えた方法とは。
宮池 家族・仕事との並立です。土・日・レスト日は家族の日、仕事は効率良く定時で終わらせること。自由にやらせてくれる愛妻への感謝の気持ちと、時々は感謝のお礼をしています。
ーーケガにはどのように向き合っていますか?
宮池 まだ大きなケガをしたことはありませんが、肩痛、腰痛は時々あります。50歳を過ぎての大ケガは選手生命にかかわるので、正しいフォーム、無理をしない、痛みがでたら即ケアを心掛けています。
ーー今後の大会での目標を教えてください。
宮池 7月に開催されるジャパンクラシックマスターズパワーリフティング選手権大会に初出場予定です。3種目とトータルで自己記録の更新。あわよくば、6位以内入賞を目指します。
また、10月の東京都秋季パワーリフティング大会で、ベンチプレス100㎏、デッドリフトで東京都新記録を目指します。遠くない将来に、国際大会へも出場してみたいという目標も。
ーー最後に、ご自身のアピールポイントなどがあれば教えてください。
宮池 パワーリフティングを始めてまだ2年目の初心者ですが、50代ともなると次世代のために何かしなくては、との思いから大会準備や大会進行のお手伝いにも参加させていただいています。パワーリフティングは、体重・年齢・性別で細かくカテゴリー分けされているので、誰でも、いつから始めても楽しめる生涯スポーツだと感じています。シニア世代には、筋力アップや日々の健康管理・体重管理にも有効です。末永く続けていきたいと思います。

(取材・文:FITNESSLOVE編集部 写真提供:宮池隆 取材協力:東京都パワーリフティング協会)

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