コンテスト mens

劇団四季の舞台で一緒だった俳優の影響で筋トレを開始。デッドリフト227.5kgを引くほどのパワーリフターに

吉田侍史選手4月24日(日)、第46回東京マスターズパワーリフティング選手権大会がゴールドジム東陽町スーパーセンターにて行われた。劇団四季の舞台で一緒だった韓国出身の俳優の影響でトレーニングをはじめ、パワーリフティング競技にも挑戦するようになった吉田侍史選手は、トータル485kgを成功させ自己ベストを更新した。ここではそんな吉田選手には、トレーニングをはじめたきっかけや練習内容を教えてもらった。

【写真】吉田侍史選手のデッドリフト

吉田侍史選手

大会結果
4/9開催「第77回東京パワーリフティング選手権大会」
S155kg B100kg D225kg total 480kg

4/24開催「第46回東京マスターズパワーリフティング選手権大会」
S157.5kg B100kg d227.5kg total 485kg

ーー大会お疲れ様でした。
「東京パワーではベンチ、デッド、トータルで自己新を出すことができました。マスターズではベンチ、デッドを更に2.5kg更新(トータルでは5kg)することができました。想像以上の結果に自分でも驚いています」

ーートレーニングをはじめたきっかけを教えてください。
「10年くらい前に劇団四季の舞台で一緒だった韓国出身の俳優の方がアスリートかボディビルダーのような体をしているのを見て日本人ももっと体を作る必要があると思いトレーニングを始めましたのがきっかけです」

ーーでは、パワーリフティングをはじめたきっかけ
「ボディメイクが目的でトレーニングを始めたのですがノーリミッツで三土手先生の指導を受けるようになり気付いたらBIG3中心のトレーニングをするようになってました。37歳くらいだったと思います」

ーー普段の練習メニューを教えてください。
「BIG3はサイクルトレーニングをやっています。補助種目はダンベルを使って各部位2、3種目を数セットです」

ーーパワーリフティングをしていて良かったことは何ですか?
「20代のころより力が強くなったことです」

ーーパワーリフティング競技をしていて直面した苦労とそれを乗り越えた方法を教えてださい
苦労という程ではないですが、昨年の春の大会でM1のデッドリフトの東京都記録の更新を目指していたのですが練習では失敗したことのない重量を二回連続で失敗してしまい更新することができませんでした。今年はなんとしても東京都記録を更新したく4月9日の東京パワーと4月24日のマスターズ大会にエントリーしました。三土手先生に技術的なことだけでなく気持ちのコントロールの仕方もアドバイスをいただき、昨年の嫌なイメージが頭をよぎる中よい緊張感で試技に集中することができました。その結果、東京パワーではデッドリフト225kgで東京都記録を10kg更新し、2週間後のマスターズ大会では227.5kgを挙げて更に2.5kg更新することができました。

ーーケガとの向き合い方について何か工夫していることありますか?
「基本的にケガをするほど頑張らないようにしています。あとはBIG3を行う前は特に時間をかけて準備をしています。主にリポーズという(4スタンス理論に基づいた)骨格を整える体操を1時間くらいやっています。体幹部の柔軟性を高めてできるだけ怪我をしないように準備することを心掛けています。

ーー今後の大会での目標をお願いします。
「デッドリフト250kg、トータル500kgです」

(取材:FITNESSLOVE編集部 写真提供:吉田侍史 取材協力:東京都パワーリフティング協会)

【写真】吉田侍史選手のデッドリフト

次のページへ >


-コンテスト, mens
-