「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)新人類」が6月26日(日)、東京都・日野市民会館で開催された。新人類は通常カテゴリーに加え、親子やダイエット、職業別など出場カテゴリーが豊富なのが特徴だ。今回は、二人一組でポージングを披露し筋肉美を競う「ペア」部門で優勝した、三品竜作選手と金家礼奈選手をピックアップ。数あるカテゴリーの中からペア部門を選んだ経緯とともに、身体づくりのこだわりを聞いた。
――優勝おめでとうございます!大会を終えて周囲の反応はいかがでしたか?
[三品]今回、ペア部門で優勝してインスタなどに、友人からたくさんの祝福の言葉をいただきました。また、DMなどで来年のペア部門に出場するために、「絶対トレーニー彼女作ります!」という後輩からのメッセージなどもありました(笑)。
――金家選手はいかがでしょうか?
[金家]本当にたくさんの方々から祝福の言葉をいただきました。2組中の優勝ということで内心満足いかない部分もありましたが、「満点優勝は凄い!」と、みんなが自分のことのように喜んでくれました。また、ペア部門ということで、「2人お似合いだった!素敵だった!」と言ってくれて、とても照れました(笑)。
――新人類はカテゴリーが多彩ですが、その中でもペア部門に出場するきっかけは?
[金家]女の子は細くて華奢が良い!という世界しか知らなかった私ですが、パーソナルトレーナーの友達に誘われ始めたトレーニングをきっかけに、アウトラインの綺麗な引き締まった身体も美しい、ということを知り、フィットネスの世界にのめり込んでしまいました!そこからトレーニングを続けていくうえで「何か目標が欲しい、大会に出てみたい」と思っていたものの、勇気を出して1歩踏み出すことが出来なかった時に、大会経験者である彼と出会いました。また、新人類にペア部門というカテゴリーがあることを知り、「一緒に出ようよ」と彼に誘ってもらい昨年、大会に挑戦しました。しかし、昨年は6組中3位という結果に終わり、悔しくて今年はそのリベンジ戦です。
――三品選手の後押しがあったのですね!
[三品]昨年、金家が初のフィットネス大会のデビュー戦ということで、いろいろな団体を調べていたところ、SSAの新人類にはペア部門があり1人で出場するより、2人で一緒に出場出来たら心強いということで出場しました。また、金家は同大会でビキニモデルにも挑戦しました。
――トレーニングはどのように時間を作っていますか?
[三品]私の職業は自衛官のため、トレーニングについては昼休みや仕事終わりに行っています。また仕事が始まる前に、朝イチで有酸素で基地内をランニングしています。とにかく前回よりも1㎏でも重く、1レップでも多く追い込むことを意識しています。前回の自分に打ち勝つイメージです。
[金家]私は空港でグランドスタッフをしています。職業柄、不規則な生活ですが、仕事終わりにトレーニングしていることがほとんどで、夜な夜なジムに行くこともあります。休日も9割ぐらい……ボディメイクに時間を費やしています。トレーニングは自分との闘いだと思っているので、どんな身体になりたいか、自分の目指すものは何なのか、自分を問いただしながら頑張ってます。
――昨年のリベンジということでしたが、とくに強化した点は?
[金家]ペア部門ということで2人のトータルバランス、雰囲気を大切にし、いかに審査員の方々、観客席の皆さんを楽しませることができるか、というのを1番に考えました。
[三品]今回、私はカーボアップはしないで挑みました。SSAでは、絞り具合がかなり審査ポイントとして見られているイメージがあるので、下手にカーボアップをして身体が水っぽくならないよう我慢しました(笑)。次はSSAのフィジークプロカテゴリーで優勝したいです。そして、来年もペア部門を盛り上げディフェンディングチャンピオンとして連覇することが目標です。
――金家選手の次の目標はありますか?
[金家]まだまだ改善すべき点が山のようにあります。決して自分に厳しいわけではありませんが、自分も納得できるポージングが出来てこそ、誰もが認める優勝だと思います。私がポージングを習っている講師の方から「改善点は伸び代」という素敵な言葉をいただきました。この言葉を胸に次回、12月の日本大会に向けてみんながあっと驚くような成長をしたいと思います。
――ありがとうございました。最後にこれから筋トレを始めようと思っている方にメッセージをいただけますか。
[三品]私自身筋トレを始めて身体が変わり、素晴らしい相方と出会え人生に艶が出ていると毎日実感しています。それは確実に筋トレのおかげですので、この記事を見ていただいた方には「迷うならやれ!!メリットしかないぞ!!」とお伝えしたいです。
[金家]トレーニングを始めようと思ったきっかけは人それぞれだと思います。自分の目指すもの、最終的なゴールがなにかを見失わないように、日々小さな目標からクリアしていくことが大事だと思います。きっとその先にはhappyな時間が待ってます!一緒に頑張りましょう!!
取材:FITNESSLOVE編集部 写真提供:サマースタイルアワード実行委員会