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スキニーファットからバキバキボディへ、飲食業勤務の27歳がフィジークで優勝

8月14日に開催されたマッスルゲート関西のメンズクラシックフィジーク168cm以下級で優勝した鈴木優選手(27)。もともと肥満児だった彼が、バキバキボディを手に入れることに成功した経緯や肉体づくりのこだわりなどを聞いてみた。

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

【写真】鈴木優選手のバキバキ上半身

鈴木優選手

――トレーニングを始めた経緯を教えてください。
「高校2年生の時、本格的にトレーニングを始めました。もともと肥満児だったんですが、高校1年生の時に一念発起してダイエットを敢行しました。当時は知識もなく、痩せればカッコいい身体が手に入ると思い込んでいたんです。食事の量を極端に減らして、走ったりしていました」

――計画的なダイエットができなかったわけですね。
「その結果、体重は落ちたのですが、いわゆるスキニーファット(痩せた肥満)になってしまい、理想の身体とは程遠い姿に落胆したのを今でも覚えています。そんな時に友人に誘われ、市営の体育館に付属しているジムに行き始めたのがきっかけです」

――普段のトレーニングメニューを教えてください。
「胸、背中、肩、腕、脚の5分割を週5.6で回してます。減量中も特に内容を変えたりはしません」

――トレーニング中に意識していることはありますか?
「自分の感覚になりますが、セット中に刺激が強かったレップの指の位置や軌道を思い起こし、出来るだけそれを再現していく事で、トレーニング精度を上げていこうとしています」

――トレーニングをして良かったことや辛かったことはありますか?
「自信がつきました。自分という個が確立された気がします。以前は、トレーニングをやらされている感がありまして、義務感が強くなって辛くなってしまった経験があります。でも、自分が好きでやっている事に対してそれは失礼ではないかと考えを変えて、今では全ての過程を楽しめていると思います」

――仕事とトレーニングの両立や工夫している点は?
「仕事が忙しく、トレーニングが出来ない日が続いても、食事を疎かにしなければ簡単に筋肉は落ちないと思っています。できなくても仕方ないと割り切るようにしています」

――栄養面はいかがですか?
「トレーニング前に塩を2gほど食べてからトレーニングに臨んでいます。アミノ酸等は食事で補えてると思うので摂っていません。ただ、トレーニング中の水に飽きたら、味付け目的でたまに入れたりしてます(笑)」

――減量で意識していることは。
「トレーニング強度が落ちない工夫をしています。落ちてしまったら、セットを増やしたりして強度を保つようにしています。バルクアップも、トレーニング強度が高くなるような食事にしています。例えば、お米の量を増やす等で調整しています。その過程で多少脂肪がついてしまっても仕方がないと考えています」

――分かりました。今後の目標を聞かせてください。
「今大会はフリーポーズの精度が悪かったので、もっと早くから練習しておけばよかったと思っています。次に出場する時はもっと練習してから本番に臨みたいと思っています。出場する大会は決めていませんが、クラシックフィジークでいい成績を残したいと思っています」

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