「大会出場歴30周年。『過去最高の木澤大祐』を創り上げられそうです」
12日に発売された『IRONMAN2022年10月号』のインタビューで、10月9日(日)に大阪メルパルクホールで開催される『JBBF第68回日本ボディビル選手権』に向けて木澤大祐選手(47)は自信のほどを語った。
木澤選手は1992年からボディビルの大会に出場しており、今年で30周年を迎える。『日本ボディビル選手権』には17大会連続で出場しており、昨年は自身最高位の2位にまで上り詰め、優勝に王手をかけた。
今年から、木澤選手はさらなる上を目指し『トレーニング中の意識』を変えたという。
「もう30年も大会に出ているので、今から急にここをどうしようという部分はないですが、今年は扱う重量に関してピーク時の80~90%まで落として動作中に効いてる感覚や重さを絶対抜かないように気を付けてやるように心掛けました。『効き』のレベルを上げて『重さ』のレベルを抑えている感じでね。新しい種目を入れたとか、今までと違うアプローチをしたなどということはないので、傍目に見ても全く分からない『感覚の世界』のお話しですよね」
木澤選手が『効き』を重視するようになった背景には47歳という年齢が関係していた。
「重量というのはいつかどこかで頭打ちしますが、効いてる感覚というのは無限大に研ぎ澄ますことが可能だと思います。40歳代に入ってからはそういうことを常に念頭に置いて取り組んで来ましたが、今年は特にそのことに注力してやってきました」
年齢を重ねるとともにトレーニングで追い求めるものを『重量』から『効き』に比重を置いた木澤選手。日本選手権での「過去最高の木澤大祐」に期待が高まる。
文:FITNESS LOVE編集部 撮影:岡部みつる
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