9月18日、神奈川県・茅ヶ崎市民会館で公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟( JBBF)主催「オールジャパンマスターズフィジーク2022」が開催され、田村宜丈選手(50)がメンズフィジーク50歳以上172cmで優勝した。田村選手は世界マスターズ選手権で2018年、2019年、2021年と45~49歳級で3度優勝しており、2019年はオーバーオールでも世界を制しているほどの実力のある選手だ。
田村選手は世界選手権の経験からメンズフィジークで勝つための身体づくりを分析し、取り組んでいる。
「上腕三頭筋は三角筋の幅を超えないほどの筋量を。サイドポーズでのウエストの細さが"命"。腹圧のかかる種目は避ける。僧帽筋上部は発達させすぎないようにしています」(IRONMAN2022年1月号より一部抜粋)
今大会でもそれらを踏まえ、メンズフィジークの特徴とも言える見事なVシェイプを披露し、7人中6人の審査員から1位票を獲得し、堂々の優勝を果たした。
世界王者である田村選手はオーバーオール審査での優勝も期待されたが、40~49歳級172cm超級で優勝した大島健一郎選手に僅差で敗れ2位。しかし、オーバーオールの3位までクオリファイが与えられるため、田村選手は11月2日からスペイン・サンタスサンナで開催される世界選手権に出場を申請中だ。
世界マスターズ選手権への抱負を尋ねると「50代という大きな節目を迎え、2018年、2019年、2021年に続いての4連覇、そしてマスターズカテゴリでのオーバーオール優勝を目指します」と答えた。前人未到の4連覇に向けて期待が高まる。
⬛︎オールジャパンマスターズチャンピオンシップス2022結果
メンズフィジーク50歳以上172cm以下級
1位 田村宜丈/2位 岸本啓勝/3位 佐藤英樹/4位 片岡秀誠/5位 本田茂/6位 松山哲也
文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
JBBF関連の記事
日本のメンズフィジーク階級別の頂点を決める「オールジャパン フィットネス チャンピオンシップス2022」がいよいよ迫ってきた。今大会で注目されるのは、7月に開催された「SPORTEC CUP」で優勝した木村拳太選手。同大会のメンズフィジークは出場者が25名と多く、メンズフィジークト...
9月4日に石川・本多の森ホールにて、クラシックフィジークの国内ナンバーワンを決める『JBBF第2回日本クラシックフィジーク選手権大会』が開催された。168cm以下級、171cm以下級、175cm以下級、175cm超級の4クラスに分かれて、日本一が争われる。クラシックフィジークは昨年度よりJ...

