次世代フィジークの旗手・穴見の大胸筋が爆発的進化!
日本一、そして世界選手権の代表を決める国内最高峰のフィットネスの闘い『グランドチャンピオンシップス2022』が10月1日(土)に東京の北とぴあで行われた。誰が優勝してもおかしくないと注目の集まったメンズフィジークでは、昨年本大会6位となった伊吹主税選手が背中のフォルムを大きく進化させ強いインパクトで優勝。優勝候補の直野賀優選手は惜しくも伊吹選手に1ポイント差の2位。そして今回初めて入賞したのがスポルテックカップ2022優勝の木村拳太選手(4位)と、今年オールジャパンフィットネスチャンピオンシップスで新階級の180cm以下級優勝の穴見一佐(6位)となった。
穴見選手は昨年、スポルテックカップ2021で優勝。勢いそのままに、オールジャパンチャンピオンシップスの40歳未満176cm超級で優勝の直野選手に迫るも2位入賞。しかし、グランドチャンピオンシップスでは強豪ひしめき合うなか、予選敗退という課題の残る結果となった。
昨年は課題点としてポージング、ステージング、ミッドセクションをあげていたが、今年のステージに登場した穴見選手はそれらが大きく改善されていた。何よりも大胸筋の厚みが格段に成長しており、フロントポーズはもとより、サイドポーズでの胸郭部の厚みと広がりが昨年を大きく上まわるほどの進化を見せた。
しかし、穴見選手は、まだ満足はしていない。
「今回のステージの写真を見返して、まだまだ納得のいく身体にはなっていないと感じました。ベンチプレスの重量にこだわってきました。胸の厚みが課題でもあったので、今シーズンはそれが改善できたと思っています。ポージングでは、昨年までは落ち着きのない感じでしたが、今年は自分の実績にも自信を持つことができたので、安定してきたかなと思います。でも、ステージの雰囲気に飲まれて思ったようなポージングがとれなかったのが、順位に直結してしまったと反省しています」
穴見選手は11月2日(水)よりスペインで開催される世界選手権に出場予定ということで、まだまだ厳しい調整が続くそう。最後に、世界選手権への抱負を聞いた。
「1カ月後には世界選手権があるので、ここでくさらずに、今日の悔しさをバネに世界でも入賞したいと思います。一般クラスへの挑戦は今回が初めてになるので、まずはトップ6には入りたいです。調整もかっちりハマれば上手くいくと考えていますので、日本にメダルを持ち帰るという気持ちで残り1カ月も頑張ります!」
取材・撮影:FITNESS LOVE編集部
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