ハーフデッドリフト160kg!狂気の男のしごきに耐えたボディフィットネス界の新星【筋肉道 Vol.09】
トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、7月29日に開催された『SPORTEC CUP 2022』のボディフィットネスで優勝した澤下美香選手。さらに国内最高峰の大会『グランドチャンピオンシップス』でも5位と日本のトップ選手の仲間入りを果たした。
【写真】澤下選手がステージ上で見せた狂気の男に鍛えこまれた分厚い筋肉美
シーズンを終えた澤下選手は「生クリームのお菓子が早く食べたいです」とつらい減量から解放された喜びでいっぱいだった。ビキニフィットネスからボディフィットネスにカテゴリーを変えて、筋肉を増やした1年間は決して楽なものではない。
澤下選手は静岡・マッスルハウスジム所属。ボディビルで2度の日本チャンピオンに輝き、還暦を過ぎた今でも日本のトップとして活躍する合戸孝二選手のジムだ。“狂気の男”と呼ばれる合戸選手と同じ高強度トレーニングを澤下選手はこなしている。
「最初の一週間は交通事故に遭ったような筋肉痛でびっくりしました。でも運動経験があまりなかった私は『そういうものなんだ』って受け入れてしまったんです。『これが毎日続くのか』という恐怖はありましたけど、なんとか今もやっています」
週6日トレーニングをする澤下選手は体重の3倍の重さを引く。
「体重は53kgなんですけど、ハーフデッドリフトは160kgまで引くことができます。ただ、僧帽筋が付きすぎてしまったので、重量を落としました」
澤下選手は来年海外の大会を視野に入れる。
「スポルテックカップでいただいた世界大会の出場権があるので、来年は世界大会で結果を出したいです。まずは旅費を貯めます(笑)」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:岡部みつる、FITNESSLOVE(大会写真)
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