ミス日本グランプリの河野瑞夏が、オンラインで行われた日本摂食障害学会主催の学術集会において、当事者発表を行いました。河野瑞夏はミス日本を受ける以前から、摂食障害との戦いを続けています。
寛解に向かうためには周囲の助けが絶対的に必要ですが、社会全体でのセーフティネットの遅れが指摘されています。河野は自らが摂食障害で苦しみ、最悪期を脱するために周囲にどんな助けがあったのかをお話。いまも苦しむ当事者やそれを支える方々に向けて、当時の心境の変化など、丁寧に道のりを解説しました。
河野は現在も、快復の途中であり、障害との戦いを続けています。現在も苦しむ方々の心に寄り添った発表への反響は大きく、河野の自信となりました。河野は摂食障害であることをカミングアウトし、いま苦しんでいる方々が健康な心とカラダを取り戻すために、そして日本社会がこの障害を乗り越えられるように発信を続けていきます。
文・写真提供：一般社団法人ミス日本協会
ミス日本コンテストは、日本人らしい美しさを備えた女性を育成・輩出し、より良い社会を築くことを目指しています。1950年に第１回が開催されており、日本で最も歴史と伝統のあるコンテストです。審査では外見に加えて、教養などの内面や、将来の目標への努力といった行動を重視しています。大会の特徴として、出場するファイナリストたちには日本の歴史や道徳、浮世絵やお能といった文化、メイクやスピーチなどを始めとする30講座にも及ぶ勉強会が提供されており、育成の性格を持ったコンテストとして知られています。ミス日本出身者からはこれまで文化、芸術、学問、ビジネス、政治、アナウンサーや女優、モデルなど様々な分野で活躍する女性を多く輩出しており、受賞者それぞれが願う分野で活躍しています。
公式サイトはこちら https://www.missnippon.jp/
