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熱いサポーターと掴んだビキニ決勝での金メダル!「大阪で一番になったんやし、日本でも一番とらな意味ないで」

俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」。その年内最終戦となる『決勝大会』が12月3日(土)、東京・TFTホールで開催され、「BIKINI MODEL(ビキニモデル)」部門のショートクラスでは宇賀神明(うがじん・めい/31)選手が日本の頂点に立った。

【写真】宇賀神選手の美しいビキニボディ

引き締まりながらも女性らしく優雅でセクシーなボディと舞台上のパフォーマンスが審査されるBIKINI MODELは、女性の部門の中でも人気のカテゴリー。今大会は合わせて15クラスで選手たちが肉体美を競ったが、BIKINI MODELのショートクラスは全クラス最多38名がエントリーしており、文字通りの“激戦区”だった。

7月の大阪予選で総合優勝を勝ち獲っていた宇賀神選手だが、「上半身より、もっと下半身を頑張れ」という金子賢氏からのアドバイスをもとに、重量を意識したスクワットなどのトレーニングで下半身を強化。肉体に磨きをかけ、見事日本一の栄冠を手にした。

「とにかくホッとしました。1年間、この日のためにトレーニングも減量も頑張ってきましたし、家族にいろいろと我慢をさせたこともあったので。それが報われたことはとても嬉しいですし、『やっと終わったな』と安心もしています」

宇賀神選手がトレーニングを始めたのは3年前。コロナの自粛期間中にヒマができ、動画を参考に見よう見まねで自宅トレをやってみたのがきっかけだ。「もともと普通の専業主婦」という彼女が、くじけずにトレーニングを続けられたのは、周囲のサポートがあってこそだという。

「パーソナルトレーナーの先生はもちろん、関西の選手の方々も『大会頑張って』とDMをくれたり、ご近所の方、娘の学校の先生……皆さん、私がこういうステージに立っていることを知っていてくれて、励ましてくれるんです。それに、何より家族の応援とサポートが力になりましたね」

宇賀神選手の一番熱いサポーターが、今回も大阪から応援に駆けつけた小学2年生の娘、一樺(いちか)さんだ。

「大会前に励まされたのが『大阪で一番になったんやし、日本でも一番とらな意味ないで』という言葉。娘もEXILEグループでボーカリストになるという夢を持って、一生懸命練習しています。その姿からも『この子も頑張っているんだから、私も頑張らなアカン!』と勇気づけられました」

最後に娘さんの「一樺」という名前の由来をたずねると「白樺のようにピュアにまっすぐ育つように」と答えた母の横で、娘が「イチバンの『一』もあるよね」。こらからも励まし合い、支え合いながら、親子はそれぞれの輝く舞台で“一番”を目指す。

取材:藤村幸代 撮影:中原義史

【写真】宇賀神選手の美しいビキニボディ


執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住

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