陸上自衛隊No.1ボディは諦めない努力が生んだ。山での訓練にダンベルと減量食を持ち込む
12月10日に千葉・ホテルスプリングス幕張で行われた『第6回自衛隊プレミアムボディ』で陸上自衛隊のグランプリに輝いた高濱龍之介さん(22)。自衛隊プレミアムボディとは、自衛隊員の中から肉体No.1を決定する大会で、高濱さんは昨年度は陸上自衛隊のグランプリに加えて、海上自衛隊、航空自衛隊のチャンピオンとも戦って総合グランプリに輝いていた。しかし、今年は総合グランプリを逃してしまう。
「連覇するために頑張ってきたので、めちゃくちゃ悔しいです。減量も昨年よりもうまくいっており、自信を持ってステージに立てました。しかし、総合グランプリの立見さんがすごかったです」
総合グランプリは逃したが、最もエントリーの多い陸上自衛隊クラスでの2連覇を達成した高濱さん。自衛隊に入ったきっかけは熊本地震だった。
「出身が熊本で、熊本地震の際に災害派遣で来られていた自衛隊の方が熱心に活動している姿に憧れて、自分も誰かのために頑張りたいと思い、自衛隊を目指すことにしました。自衛隊の高校に進み、そこで体力検定などで腕立て伏せをするうちに筋トレに興味を持ち始めました」
昨年初めて出場したボディコンテストが『自衛隊プレミアムボディ』でいきなり総合グランプリを獲得。陸上自衛隊の訓練との両立は簡単ではなかった。
「陸上自衛隊は山での訓練があり、トレーニングの施設がなく、減量食などが取れない環境になります。ただ、そこで諦めてしまうと大会で勝てないと思ったので、ダンベルを山に持参し、休憩時間や睡眠時間を削ってトレーニングに当てました。もちろん訓練に支障はきたさないようにしています。食事も自分で減量食を持参して取ることもありました」
さらに今年は減量幅を抑えるために、オフでもあまり脂肪を乗せないなどの工夫をして、筋量を削らないようにした高濱さんだったが、総合グランプリ2連覇達成とはならなかった。
最後に高濱さんは「この悔しさをバネに来年は自衛隊プレミアムボディに加えてマッスルゲートでも活躍していきたいです」と意気込んだ。
取材・撮影:FITNESS LOVE編集部
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