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オーストラリア出身の元ガリガリがサーフモデルで大健闘「痩せ型でもトレーニングの工夫次第でかっこいいカラダは作れる」

俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード) 」。その各地方予選上位入賞者のみで競われる「決勝大会」が12月3日(土)、東京・TFTホールで開催され、サーフモデル部門ではオーストラリア出身の池田ティム選手(31)が昨年に続き2位と健闘した。

【写真】サーフパンツで披露した存在感抜群の筋肉ボディ!

本来サーフパンツでのあるべき姿を追求したお洒落でかっこいい姿が評価基準となるサーフモデル部門。この基準をクリアし、抜群の存在感を見せたのが池田選手だ。

ボディコンテスト初挑戦は、昨年6月の『新人類』大会。コンテスト未経験者だけで争われたサーフモデル部門で、いきなり優勝と幸先のよいスタートを切ると、翌月の東京予選でも1位を獲得。年末の決勝大会で日本2位となり、「サーフモデル一本で勝負しよう」と決めた。

「日本一を目指した今年、特に意識したのがアウトライン。このカテゴリーではアウトラインがかなり重要視されているのかなと思ったので、シルエット的にどう強調しようかと試行錯誤しながらメニューを工夫してトレーニングに取り組みました。自分の中での課題は身体の厚みで、今年こそはと思っていたんですが、結果はまた2位。トレーニングの見直しが必要ですね」

日本人の両親のもとオーストラリアで生まれ育ち、5年前に来日。現在は会社勤めのかたわらトレーニングに打ち込む池田選手だが、身体を鍛える前は体型にコンプレックスがあったのだという。

「今は身長180㎝で体重68㎏くらいですが、高校卒業時点では同じ身長で体重が39㎏。普通にジャンクフードも食べていたけど、太りにくい体質なのかずっとガリガリだったんです。これはちょっと男らしくないなと思い、家で腕立て伏せをやり出したのがトレーニングを始めるきっかけになりました」

痩せ型でもトレーニングの工夫次第で、かっこいい身体は作れる。そのことを身をもって示してくれているのが池田選手だ。

「体重は全然増えないどころか、逆に落ちやすいし、筋肉も同じくつきにくくて落ちやすい。だから、ほかの方とはちょっと違う方向で努力や工夫が必要かもしれません。自分は選手としてはまだまだ未熟ですが、同じような悩みを持っている人のお手本になれるように頑張ります」

昨年は1位と100点以上の差があったが、今年は優勝した福田孝輔選手の800点に対し、池田選手は785点。同じ2位でも確実に“日本一”に近づいている。

「オーストラリアにいた頃にサーフィンをちょっとやっていたこともあって、サーフモデルは自分に合っているのかなと思いますし、このヘアスタイルもサーフっぽさが出るようにこだわりました。ずっと目標にしてきただけに、僕にとってサーフモデルは思い入れのあるカテゴリー。ここでぜひ頂点を目指したいと思っています」

取材:藤村幸代 撮影:中原義史

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執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住

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佐藤奈々子選手
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